別府ロープウエイ
阿蘇くじゅう国立公園の東端に位置する標高 1,375mの鶴見岳は今でも裏側で噴気を上げている活火山で別府温泉の源となっている。
その鶴見岳へ行くロープウエイがある。
標高 約500mの別府高原駅から標高 約1,300mまで800mの高低差を行き来する『別府ロープウエイ 』。
昭和37年12月21日に開業した。
ゴンドラの定員は 101名だから一度に大勢乗れるのがいい。
↓ 下から山上駅を見る。
↓ 途中の絶景
↓ 下りとすれ違う
↓ 山頂駅へ到着
↓ 鶴見岳山上案内図
山上駅のすぐ前に「鶴見山上権現一の宮」があった。↓
↓ 一ノ宮の境内から山上駅を望む
この境内にある「わくど石」の由来が書いてあった。
昔、鶴見岳山中に大きな「わくど」が棲んでいました。
このわくどは時々麓の村に下りてきては山や森を崩したり田畑を荒らすので村人は大変困っていました。
困りはてた村人はある日集まってわくどの悪さを止めてもらうため岳の権現様(鶴見岳の神様)にお願いしようと衆議一決、
早速お願いした所、権現様はわくどを呼んで「これから悪さをやめて三日三晩の内に麓の大石100個を鶴見山上に持って登り、山上一帯を御神域にしたら私の親族にしてやろう」と約束した。
わくどは「やれ嬉しや、これで人の嫌がる獣から神様のお使いになれる。」とあらゆる知恵と力を使って約束どおり三日三晩のうちに石を持ち上げて立派な御神域を作り上げた。
これが今山上一帯にある巨石の数々です。ところで権現様は「親族になると言っても何のお使いをするか」と言われたので「自分は知恵と力を使って石を運びましたので脳(知恵)と命(健康・長生・活力)のお使いをしたい。」とお願いした。それ以来鶴見岳は脳の権現・命の神として大いに信仰されている。
なお、願成就に石をお供えするのは わくどに加勢するという意味があり、山上権現一の宮神前のわくど石はその分身。
↓ 山上駅から別府市内を望む
↓ 三番札所 願かけ不動
↓ 七福神めぐり 「布袋尊」
↓ 寿老人
↓ 六番札所 縁結び童子
↓ 十二番札所 ”火男火売神社上宮 ”
この札所前に頂上を示す標識があった ↓
↓ 別府湾
↓ 十一番札所 風穴観音
↓ 毘沙門天
↓ 八番札所 鶴見山上権現
↓ 恵比須天
鶴見山・由布院の恋物語を紹介
大分県では、ここ鶴見山と由布院そして宮崎県境の祖母山の恋にまつわる伝説がある。
山の険しさや姿かたちによって男山・女山と呼ばれることがあるが、鶴見山はそれはそれは美しい女山と言われている。
そんな鶴見山に多くの男山が思いを寄せる中で、激しく恋争いをしたのは優しく美男の「由布山」と力持ちで頼りになる「祖母山」。
鶴見山は結局由布山を選び、今は寄り添うようにそびえている。
その熱い仲によぅってふもとの別府や湯布院に温泉がこんこんと湧き出している。
また恋に破れ南に去った祖母山が流した涙が志高湖になったという伝説が残っている。
次男と乗ったフェリー「国道九四フェリー」は佐多岬半島の三崎港から大分の佐賀関港まで約1時間10分と近い。
行く時も帰る時もフェリーは、年末年始とも重なって満車。
でも下の地図でも一目瞭然、別府より南だと四国へはもちろん関西方面へ行くのはフェリーを使うのが時間短縮。
大分 ⇔ 大阪間は250Kmも近くなる。
フェリーに多くのトラックが乗船していたのは納得! 納得!
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