大三島宮
瀬戸内海に浮かぶ大三島に行ってきた。その島に大きな神社があった。
この神社、えらく広くて立派、門に菊の紋章もついているので、てっきり皇室関係の神社だと思った。
それなら名前に神宮とか大社が付くのではないか?と思った。
しかし私自身、神社と神宮と大社の違いが良く分かっていない。
調べてみた。
「神宮」は天皇を祭っていたり、皇室とつながりが深い神社。
「大社」は全国同名の神社の中で本家にあたる神社の事。
その他が「〇〇神社」と称されると分かった。
だからこの神社は皇室とは関係がないらしい。
菊の紋は皇室の紋と思い込んでいたのが誤解のもと、これも調べるとこの紋の使用は比較的自由な時代もあったらしい。
正式名は『大山祗(オオヤマズミ)神社』で、本社(御祭神:大山積神)と上津社(御祭神:姫神,大雷神)と下津神(御祭神:高龗神)の三社をあわせて広く大山祗神社と崇め祀る。
古くから三島大明神また大三島さんとして信仰され、古事記や日本書紀には山神(農業神)として、また伊予風土記には海神としての御神徳がとかれ、地神・海神兼備の神社とされた。
また瀬戸内海で活躍した三島水軍の守護神として信仰を集めた・・・とある。
↑ 御朱印はたいてい300円が普通、ここは500円! ビックリ。
↓ 境内地図
↓ 総門
↓ ご神木、樹齢2600年・天然記念物「乎知命お手植えの楠」
↓ 神門
↓ 拝殿
御祭神・大山積大神は天照大神の兄神で山の神々の親神に当たり天孫瓊々杵尊の皇妃となられた木花開耶姫命の父神にあたる日本民族の祖神として、和多志大神と申し上げる海上安全の守護神である。
地神・海神兼備の大霊神として日本の国土全体を守護し給う神であるところから、古代より日本総鎭守と尊称され朝廷をはじめ国民の祟敬は各時代を通して駕く中世は四社詣,五社詣の中心になり、平安時代に既に市が立ち現在に続く。
御分社は全国に一万余社祀られ延喜式名神大社に列せられ伊予国一の宮に定められた。
明治以降は国幣大社に列せられ四国で唯一の大社として尊崇されている。
↓ 斎田
神社伝統の神事「御田植祭(旧暦5月5日)」と「抜穂祭(旧暦9月9日)」がこの神田にて行われる。
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