未来心の丘
耕三寺の敷地内にこんな芸術的な造形があるとは、ほんとビックリポン!
説明看板の文言を転記すると、
この丘は広島県世羅郡世羅町出身の杭谷一東氏(クエタニ イットウ)が1989年より12年の歳月をかけ完成(2000年10月)させた大規模環境造形作品でイタリア産の白大理石を使用している。
一東氏は1969年にイタリアに渡り活躍、数々の賞を受賞している。
彼の作品は家族愛と湧き出る力をテーマにしていて、耕三寺初代住職が母の慈愛に報いんとお寺を建立したことと相通じるところがある。
↓ 案内図
広さ5,000平方メートルにもおよぶ白い大理石のすべては、一東氏のアトリエがあるイタリア・カッラーラで採掘し、コンテナ船で運んできたと言うからすごい。
丘にそびえ立つ大小様々な形をしたモニュメントや広場や道に配する石のひとつひとつと対話し、また周囲の景色の形や色、風雨、光といったあらゆる自然との調和も考えて創造したと記載されている。
ここでは、ただ見て楽しむだけでなく、実際に肌でふれて自然と一体となって遊び、思い思いの想像をふくらませてもらえることが製作者の願いで、言いかえれば ここはすべての生命あるものが参加できる空間、人も動物も虫も草木も。
↓ 入り口から「光明の塔」が見えた。
↑ 仏教護法の十二天より「日天(にってん)」が放つ光(希望)の塔
西に沈む太陽に合掌している様だ。
↓ 天猫
↑ 「月天(がってん)」を望む猫
↓ 未来からの炎
↑ 東南方を護る「火天(かてん)」の炎
↓ 風の四季:西北方を護る「風天(ふうてん)」の屏風
↓ 白獅子の塔(左)と亀玉の舞台(3本の柱がある空間)
↑ 白獅子:南西方を護る「羅刹天(らせつてん)」 が乗る獅子
↑ 亀玉の舞台:西方を護る「水天(すいてん)」が乗る大亀
真っ白な大理石の中にいると、南極の氷の中にいるような錯覚を覚える。
正に作者の意図する「思い思いの想像をふくらませてもらえることが 願い」 そのもの。
感動した。
↓ お城のように見えるのは金剛館、行きたかったが時間切れ
↓ 出口
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