富丘八幡神社の桟敷
桟敷とは演劇,相撲などの興行を見物するための上等の見物席をいう。
ここの桟敷は祭り見物のため。
富丘八幡神社の本殿は高台にあるため祭りの奉納はふもとの馬場で行われる。
高台の北西側の傾斜地を利用し、石垣で桟敷席がつくられている。
桟敷は江戸時代後期から次第に増加してきたもので、毎年秋に開催される例大祭行事を見物するための観覧席として今も使用されている。
石垣造りの桟敷は最下段の桟敷の裾を結ぶと 約150mの浅い馬蹄形になっている。
最上段の桟敷と馬場との比高差は約24m、戦前にはおよそ 420 面余りあったが現在使用されているのは364面程。
いずれの桟敷席からも馬場の全景を見渡すことができる。
この桟敷は祭典当日それぞれの家族がくつろぐ団欒の場でもあり、親戚や友人を招いての交歓の場でもある。
そして太鼓や神輿の奉納など賑やかな祭典行事を楽しみ一日を過ごす場。
この桟敷は宮司や氏子総代が綿密な制度を作り、管理と運営を実施し二百数十年の長い間祭典を盛り上げ人々を楽しませてきた重要な文化遺産。
↓ 看板にある祭り風景
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