御供所におわす神々
毎日の散歩コースで御供所を通る。
ちなみに「御供所」の地名由来を調べたら、坂出市のホームページに載っていた。曰く、
景行天皇の御代武殻王が大きな悪魚を退治して城山に留まり、当地方を治められたが 讃岐国内御巡視の途中、聖通寺山・東北道の海岸で病になった。その時里人が看護を申し出、麦をかもして酒を造って差し上げたところ元気を取り戻され、この里人を鵜足郡へ向かわせられた。これにより,この地を御供所というようになったと伝えられる。また,里説には崇徳上皇御配流の時,このことがあって御供所となったとも云われる。
明治の頃まで,この御供所に麦酒を造る風習が残っていたが,その始まりは今のところわからない。
散歩コースを少し外れ、山の方に行ってみたら神社を見つけた。
↓ 荒神社
そのすぐ近くに「御供所八幡宮」↓
さらに行くと「常盤神社」 ↓
常盤神社 由来
天保八年(1837)常盤権現として創建された。
口承では高松藩九代藩主・松平頼恕(父は水戸徳川藩主)が坂出大浜塩田の安全と繁栄を願って塩田を見下ろす西のこの地に常盤神社として創祀させた。
また天保大飢饉のさなか高騰した米価の引き下げ要求(米騒動)をして処刑された人々を御供所氏子と塩田の浜子達が祀った。
昔はここから塩田が広がる風景が見えたに違いない。
今は埋め立てられて番の州工業地帯が広がる風景と様変わりした。
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