ヤンバルクイナ
沖縄県国頭村安田(あだ)にあるヤンバルクイナ生態展示学習施設「クイナの森」へ行って来た。
施設内でヤンバルクイナを飼育しているという。
ヤンバルクイナの像は沖縄で良く見かける。
その最たるものが辺戸岬にある巨大ヤンバルクイナ ↓
その他にも ↓
こんな像ばかり見てきたから実物はニワトリよりは大きいだろうと勝手に思っていた。
だからその小さき姿に驚いた。
この鳥について調べてみた。
ツル目クイナ科で全長 約 35㎝,体重 約 420g、沖縄北部の国頭村,大宜味村,東村を合わせた「やんばる」と呼ばれる地域にしか生息しない天然記念物。
翼は体重に比べて面積が小さく、翼を動かす筋肉も発達していないので、ほとんど飛ぶことはできない。
その代わり100mを9秒ほどで走ることができると聞いた。オリンピックに出たら金メダル候補だ。
↓ 広いケージにたった一匹しか飼育してない。聞くとこの鳥は縄張り意識が強く喧嘩するそうだ。
ヤンバルクイナは今絶滅の危機にある。
この鳥の昔からの天敵はカラスとハブだが、もともとやんばるに生息していたから彼らが絶滅危機の原因ではない。
何が原因かと云うと、人の生活の変化に伴いカラスや捨て猫・捨て犬が増えたことと、ハブ退治のため100年以上も前に外国から那覇市に持ち込まれたマングースが北上し、やんばるまでやって来た事。
ヤンバルクイナは肉食の哺乳類がいない環境で生きてきたのでネコやイヌやマングースから上手く逃げる術を持ってない。
特に天敵のいないマングースはやんばるの生態を壊していて、それを阻止するため環境省と県はマングースの根絶を目指している。
ヤンバルクイナが安心して暮らせる環境づくりを行う施設がここと言うわけ。
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