香川用水記念公園
中蓮寺峰への登り口途中に香川用水記念公園がある。
こんなに立派な公園と「水の資料館」があるとは知らなかった。
そもそも香川用水とは何なのか? 香川県民としては知っておくべきだと思い調べた。
香川用水記念公園公式サイトによると、
香川県は瀬戸内海気候に属し、年間降雨量が少なく、また、大きな河川もないため、日照りが続くと、すぐ水不足となって、農業や生活に支障をきたしていました。
先人たちは、1万4千6百余のため池を築いて、用水の確保に心血を注いできましたが、県内水源だけでは十分でなく、慢性的な水不足が続いていました。
この水不足を解消するために建設されたのが香川用水。
香川用水は、吉野川総合開発計画の一環として建設された多目的水路で、高知県にある「早明浦ダム」に蓄えられた吉野川の水を、徳島県の「池田ダム」でせき止め、トンネルで 8Km も阿讃山脈を貫いて 香川県に導水するという世紀の大事業だった。
これもひとえに高知・徳島両県の深い理解と 協力の賜物で、香川県の水不足を解消するとともに産業経済の発展、 県民福祉の向上に計り知れない恩恵をもたらした。
毎年2億4,700万トンの水がこの用水で香川県へ運ばれてくる。
阿讃トンネルからきた水を香川で最初に受け取るのが記念公園のあるここ「東西分水工」で、ここから香川県の東部(高松方面)と西部(豊浜方面)に分水する。
東部・西部の用水全長は 106Km にも及ぶというからすごい!
↓ 記念公園
この公園は、香川用水の歴史と恩恵を長く後世に伝えるとともに県民の憩いの場として平成9年5月に開園した。
吉野川の水が阿讃トンネルを通り最初に香川で水面 を見せる「香川用水東西分水工」周辺の6haを整備してできた県立公園。
↓ 公園地図
↓ 水の資料館
無料らしいので中に入ってみた。
↓ 正面に巨大な龍とくるくる回る球石
コンセプトは「水不足と闘ってきた讃岐に龍が舞い降りた」
龍は水をつかさどる神・水神
水の力で動く石の球は 水の惑星・地球
古来より水不足に苦しんできた讃岐の人々の”水への願い” をあらわしました。
と書かれてある。
この龍は3階まで吹き抜けの空間にあって、昇竜と降龍の二体で構成されている。
↓ 降龍(1階)
↓ 昇龍(3階)
↓ 吹き抜け
↓ 各階は展示会場
↓ この施設から唯一見える香川用水路
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