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正体不明の覆面アーティスト・バンクシーの作品は、落書きにもかかわらず何億円もの高値で落札される。
先日テレビのドキュメンタリーで「その正体は?」をやっていた。
バンクシーは、この”人”説や複数人説、またどうやって見破られずに描いているのか? との放映内容だった。
2019年1月18日には東京都内でも見つかり、小池東京都知事が関心を示し話題になった。
これが本物かどうか? とか落書きを許していいのか? など話題は尽きない。
Banksy作品のひとつに、ハート形をした風船を飛ばす少女の絵がある。
バンクシー作品が社会への風刺やメッセージ性があると考えれば、
私的に解釈してこの絵は「親の愛を失った少女」ともとれるし「親の愛を追いかける少女」とも思える。
この絵を息子にラインしたら、
↓ こんな絵が帰って来た
↓ 私はバンクシーの絵を加工してコロナの早期終息を願った。
風刺の効いたBanksy作品に「モバイルラバーズ」がある ↓
今の若い人とお昼に行くと料理が出てくるまでスマホばかり見ている。
土帝君は中国古来の土地にまつわる神様のひとりで、一般に土地神様と呼ばれる。
瀬底島における土帝君信仰は、上間家二世・健堅親雲上(きんきんぺーちん、1705~1779年)が若い頃、山内親方に随行して清国に渡った際に農神土帝君の木像を請じて祈ったのが始まりと言われている。
自然林を背に、珊瑚岩を用いて整然と区画された一画に本殿,拝殿が建ち、庭、石段、炉、石垣で構成される。
本殿及び拝殿の軸部石組等の状態から18世紀中頃の造営と考えられ、沖縄本島を中心に各地に存在する土帝君のうち最大級。
土帝君信仰に関する建造物の形態を良く保つ代表的な遺構として貴重なものである。
毎年旧暦2月2日に祭礼(土帝君正月)が行われる。
↓ 本殿(イビ)
月に一度の里山歩き、今月は高松市牟礼町にある五剣山へ。
JR坂出駅から電車に乗り、高松駅でレンタサイクルを借りて八栗寺行きケーブルカー乗り場を目指す。
緩やかな坂道がじわじわと勾配を上げ、自転車を降りて押し歩きせざるを得なくなった。
しばらく押し歩きが続きやっと登り場に到着。 そこに自転車を置いた。
乗り場の左側から五剣山中腹にある四国八十八ヶ所霊場第85番・八栗寺までの道を歩く。
↓ ちなみにケーブルカーだと約5分で行ける
お寺なのに鳥居が至る所にある。
↑ 歓喜天の鳥居
八栗寺は神仏混淆で四国八十八ヶ寺である以外にお聖天様と呼ばれる「歓喜天」という神様も祀られている。
だから鳥居がある、納得!!
鳥居をくぐり進むと舗装道もあったがあえて遍路道をたどることにした ↓
↓ 遍路道が急に開けるとそこは駐車場だった
↓ 駐車場のすぐ横に「お迎え大師」像がある
お迎え大師像のいわれ ↓
弘法大師が修行でこの五剣山にたどり着いた折り、岩間よりあふれる清水でのどをうるおしたと言う。
里人はその水辺に大師像をまつり、いつしか水大師と呼ぶようになった。
このたび大師堂の弘法大師木像を石でつくり讃岐平野をのぞむこの地にまつる。
水大師にちなみ、参拝者を迎えるお迎え大師と名付けた。
「讃岐平野を望むこの地」がこちら ↓
↓ 参道の両脇にあった昔の賑わいが今は見る影もない
↓ 山 門
↓ 山門を抜けると正面に本堂、左側に歓喜天社
納経所へ行くと神仏混淆だけにお寺の納経と歓喜天のご朱印があります・・・と言われ、この日朱印帳しか持ち合わせてがなくご朱印をもらった。
↓ 歓喜天
昔は八栗寺から五剣山(標高 375m)山頂まで登れたらしいが今はその道は封鎖されている。
↓ 封鎖地点
↓ 五剣山八栗寺縁起
八栗寺は天長6年(829年)空海により開創された。
寺伝によれば、大師修行の折り 天から降った五本の剣を山に埋めて鎮護した事から「五剣山」と名付けられた。
また大師が入唐求法(唐に渡り密教の経典を伝授する事)の成否を占うため、植えた八個の栗が帰朝後すべて成長して繁茂していたことから「八栗寺」と名付けられた。
↓ 地図
滝宮天満宮のとなりにある神社。
■主祭神は建速須佐之男命。
■ 由緒
和銅2年(709年)行基菩薩が 当国へ奉勅下向の時、阿野の川辺に岩窟の霊区 ( 神仏の霊験あらたかな地)を感じ、一宇( 一棟 の家 )を建て巌松山綾川寺龍燈院と号した(自ら言い広める)。
当社は古くから滝宮の産土社(土地の守り神様)として里人の崇敬が厚く、往古(大昔)より牛馬の守護神として県内外から参拝し牛馬安全を祈願する人々が多い。
また「滝宮念仏踊り」の起社としての姿もとどめていて、毎年8月25日に行われる滝宮念仏踊は国の重要無形文化財にも指定されている。
滝宮天満宮と合わせて滝宮両社と呼ぶ。
↓ 神社正門
↓ 門を入ると
↓ 本殿
牛馬の安全を祈願すると由緒に書いてあったので、牛の像があったのは納得。
でも 神社の狛犬は入って来る人を睨みつけているが、ここの牛はお尻を見せている・・・何故かな~ぁ?
■ 滝宮の念仏踊 さぬき歴史文化探訪ナビ より
菅原道真への感謝と五穀豊穣を祈念して、瀧宮神社と滝宮天満宮に奉納する踊り。
かんばつの時には雨乞い踊として踊られる。
平安時代に讃岐の大旱魃を雨乞いにより救った菅原道真が亡くなった後、鉦や太鼓を打ち鳴らし冥福を祈ったことが由来とされる。
踊りが始まる前には奴行列があり、棒突(ぼうつき)、大傘(おおがさ)、長刀、貝吹(かいふき)などと踊り組が行列を組んで神社へと入る。
踊り組は各集落単位で構成され計11組あり、毎年3組が順番に踊りを奉納する。
そして5年目には全組が集まり踊る、総踊りが行われる。
↑ 写真は「さぬき歴史文化探訪ナビ」より借用
道の駅・滝宮がリニューアルオープンしたというので8,000歩あるきを兼ねて行ってみた。
滝宮はさぬきうどんの発祥の地なんだそうな・・・それとここは いちごも特産品で「うどんといちごの郷」がキャッチフレーズの道の駅。
うどん発祥の地の由来についてはすぐ近くにある滝宮天満宮に記載があった。
曰く、
遣唐使として唐に渡った空海がそこで習った「うどん」を滝宮天満宮の前身とも言われる瀧宮龍燈院の初代住職・智泉大徳(空海の甥で空海十大弟子のひとり)に教え、智泉は管吏として滝宮に住んでいた病身な父や母に食べさせたのが、うどん発祥の地と言われる由縁。
滝宮天満宮では毎年4月24日に香川県生麺業界・綾川町うどん研究会が献麺式を行い、 龍燈院跡地に仮舎を設営し 代々の報恩感謝の祈りを捧げ、大衆の健康長寿を祈願している。
↓ 天満宮正門
↓ 本殿に向かう
↓ 本殿
この神社で毎年テレビニュースになるのは、
鷽かえ(うそかえ)祭
この神事は太宰府天満宮や亀戸天神など天満宮のみで行われている特殊神事で、香川県では滝宮天満宮のみで行われている。だから地方TVでは決まってその様子が放映される。
この祭りは鷽鳥(うそどり)という鳥の人形を手作りし、それを祈願して参拝者に授与する。
うそ鳥を手にした参拝者は、参拝者同士で「かえましょ、かえましょ」と言いながらうそ鳥を取り換えっこしていくことで、それまでの一年で知らず知らず犯した罪や穢れが清められ、今迄の悪しき事は全て嘘となり、良きことに鳥かえられる(取り替える)という意味で「うそかえ」といわれている。
今年は新型コロナウイルスの感染防止に配慮し、うそ鳥の交換は自粛が呼び掛けられたものの、無病息災や家内安全などの福を求めて多くの参拝者が訪れた・・・と報じられている。
この祭り、毎年4月24日に献麺式に合わせて行われると言うが私は参加したことはない。
1.腸内フローラとは
我々の腸内には100兆個、2000種類以上の細菌が住んでいて、その殆どが大腸に居て、小腸に存在する菌は1万個位と言われていたが、最近腸内細菌が小腸の方へ逆流して行き、SIBO(小腸内細菌増殖症)が起きて、過敏性腸症候群の発症にも関係しているという。ところで腸内細菌は各種群れを成して生息していて、顕微鏡で見ると、色鮮やかなお花畑のように見える事から、腸内フローラと呼ばれている。
健康な腸内では、ビフィズス菌や乳酸菌などの体によい善玉菌と、悪影響を及ぼす悪玉菌、そしてどちらでもない日和見菌が2対1対7の割合で存在している。その総量は大体決まっていて、これら比率のバランスが崩れた時に、体の調子が悪くなったり、免疫力も低下するから、善玉菌の数を減らさないように、よい腸内環境を維持することが大事となる。
2.腸内細菌の主な働き
主な働きは、体内酵素を作る、病原菌を排除する、消化を助ける、ビタミンを合成する、セロトニンやドーパミンの前駆体を脳に送る、免疫力を高める、化学物質や発ガン物質を分解する、短鎖脂肪酸を作るなどである。この中でも特に重要なのは、短鎖脂肪酸を作ることである。
3.短鎖脂肪酸とは
短鎖脂肪酸とは、油脂を構成する脂肪酸の主成分のひとつで、炭素原子が鎖状に繋がっていて、炭素の数が2~3個で構成されたものを云う。因みに我々が普段摂っている食用油のリノール酸、α-リノレン酸、オレイン酸などは、炭素の数が13個以上あり、長鎖脂肪酸と呼んでいる。短鎖脂肪酸には、酢酸、酪酸、プロピオン酸があって、その働きは次の通りである。
4.短鎖脂肪酸を増やすには
これほど重要な役割を担っている短鎖脂肪酸を増やすには、腸内細菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖の摂取である。食物繊維には、水溶性と不溶性があり、水溶性食物繊維は水に溶けて、ゼリー状で不要物を吸着して、便として排泄したり、栄養をゆっくり吸収させる性質がある。一方不溶性は水に溶けずに、保水性が高く、大腸で便量を増やして、腸の蠕動運動を活発にし、便通を整える。
水溶性食物繊維は、昆布やわかめなどの海藻類、豆類、サトイモ、山芋、大根、ニンジンなどの根菜類、果物類、モロヘイヤ、オクラなどに含まれている。不溶性食物繊維は、穀物類、ゴボウ、野菜類、大豆、キノコ類などに多い。そして腸内細菌の善玉菌を増やすには、水溶性食物繊維の摂取は欠かせないが、不溶性食物繊維も必要である。従って3分づき玄米食、生野菜汁、海藻類、キノコ類、大豆製品、ゴマ、根菜類の少食がお薦めである。
なおオリゴ糖が含まれている食品は、大豆などの豆類、たまねぎ、 ねぎ、ごぼう、にんにく、アスパラガス、ブロッコリー、カリフラワー、バナナなどに多く含まれている。
問題は、日本人の食物繊維の摂取量が以前に比べて、どんどん減ってきていて、実情は一人平均1日当たり12グラムだが、理想は20グラム前後必要である。
もう一つの問題点は、悪玉菌を増やすような食生活をしないことである。それは大食、高脂肪高タンパク質の動物性食品、油を使った揚げ物や炒め物、砂糖の多いお菓子や飲み物、冷たい飲み物類、お酒類、ストレス、運動不足を改めることである。
更に最近問題となっていることは、食品添加物、農薬、大気汚染などが腸内細菌の良好なバランスを崩壊させているという。添加物の多い加工食品を出来るだけ摂取しないことである。
5.便秘は万病の元
若い女性の方やお年寄りの人に便秘症の人が多いというが、この便秘が腸内環境を悪化させて、悪玉菌の温床となって、腸の保護粘膜も傷つけられ、細胞と細胞の間が緩んでしまい、悪玉菌が出す有害細菌や毒素、例えば未消化の窒素残留物、アンモニア、アミン、硫化水素、インドールなどが腸粘膜から漏れ出て、血管内に吸収されて、全身を巡って行く。この現象を俗に、「腸漏れ」、正式には「リーキーガット症候群」と呼ぶが、これが慢性炎症やあらゆる疾病の原因となってしまう。これら腐敗便を抱えていると、活性酸素も発生するから、その害も見逃せない。
6.プロバイオティクスとは
プロバイオティクスとは、腸内フローラのバランスを改善して有益に働く生きた微生物のことであるが、今ヨーグルトや乳酸菌飲料が体に良いとか、アレルギーに効くと信じて疑わない人も多い。しかし人の腸には100兆個の細菌がいるが、その内25% が善玉菌として計算すると、25兆個となる。ここに乳酸菌飲料に入っている20億個の善玉菌を飲んだとしても、わずか0.008%に過ぎない。また人それぞれ固有の細菌層を持っていて、死ぬまで同じ種類が変わらないから、外来種は住み着くことが出来ない。だから最近の傾向は如何にして在来種を活性化させるかが大事だという。
7.まとめ
1)女性のガンによる死亡原因の1位は大腸ガン、男性は3位となっているが、その要因として挙げられていることは、高脂肪高蛋白の欧米食と食物繊維の摂取不足である。焼き肉、ハンバーグ、とりの唐揚げ、キョーザ、ラーメン、ピザなどのドカ食いする様な食生活が今後も続いてよいのだろうか。肉食、砂糖、アルコール、運動不足、ストレスは腸の5毒である。
2)「腹も身の内」という言葉が有る。暴飲暴食の被害を受けて、悲鳴を上げているのは、わが身の胃腸である。これは「いじめ」である。食べ物の命を受けて、生かされていることに、気付いて節度のある食生活を心がけようではないか。人間の体は一大化学工場である。インプットする食べ物が悪ければ、アウトプットされる製品もまた不良品となる。
おわり
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