重要文化財 瀬底土帝君
土帝君は中国古来の土地にまつわる神様のひとりで、一般に土地神様と呼ばれる。
瀬底島における土帝君信仰は、上間家二世・健堅親雲上(きんきんぺーちん、1705~1779年)が若い頃、山内親方に随行して清国に渡った際に農神土帝君の木像を請じて祈ったのが始まりと言われている。
自然林を背に、珊瑚岩を用いて整然と区画された一画に本殿,拝殿が建ち、庭、石段、炉、石垣で構成される。
本殿及び拝殿の軸部石組等の状態から18世紀中頃の造営と考えられ、沖縄本島を中心に各地に存在する土帝君のうち最大級。
土帝君信仰に関する建造物の形態を良く保つ代表的な遺構として貴重なものである。
毎年旧暦2月2日に祭礼(土帝君正月)が行われる。
↓ 本殿(イビ)
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