2021年5月31日 NHK シブ5時で柿タンニンの話題があった。
題して<キニナル!>再注目!柿タンニンパワー
柿渋に含まれる渋み成分である「柿タンニン」はポリフェノールの一種。
柿タンニンの研究者・鹿児島大学名誉教授・松尾友明 氏は柿タンニンの化学構造を解明した。
そして渋柿や柿渋から柿タンニンを抽出する技術を開発。
柿タンニンはポリフェノールがたくさん連なった鎖状の分子で、特徴は抗酸化作用があること。
食品の変色を防いだり、金属などのさび止めなどにも使える。
悪臭成分と結合する性質があり、シックハウスの原因であるホルムアルデヒドと付着して不活性化する。
それで住宅用の塗料などにも柿タンニンが使われている。
また、多くのタンパク質と結合する特徴もあり、ウイルスや細菌の増殖を抑制するということも分かっている。
日本では古く平安時代から、強度が上がる、防水、防腐、防湿、防虫などいろいろな効果がある事が暮らしの知恵として伝わっていた。その事が現代化学によって裏付けされた。
柿タンニンは今、新たな分野でも注目されている。
去年9月、柿タンニンは新型コロナウイルスの感染力を失わせる効果があるという研究結果が発表された。
柿タンニンを含んだ食品というのも出てきている。
奈良県立医科大学・伊藤利洋教授によると来月6月からは臨床試験を始める予定。
柿茶本舗が売っている「アスミン」にも柿タンニンが含まれている。
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