寸又峡
静岡県榛原郡川根本町犬間 にある寸又峡へ行って来た。
紅葉の真っ盛り。
雄大な大自然と渓谷の中にあり、「日本の自然百選・新日本観光地百選」に選ばれている。
温泉地としても有名で、奥井県立自然公園が源流の大間川の左岸100mの高所から湧き出す寸又峡温泉は、その昔野生の動物が寝ていた場所に湯が湧き出て発見されたと伝えられている。
明治22年に共同浴場「湯山温泉」として開発され、その後3回にわたりポーリングを試みた結果 43 ℃・540リットル/分のお湯が出た。
その源泉から温泉街まで約3.8 Kmを引き湯して現在に至っている。
美女つくりの湯・美肌よし人もうらやむ寸又の湯 が謳い文句。
↓ 入口に特別天然記念物のかもしかの像
↓ 紅葉真っ盛り。
紅葉を見ながら寸又川の上流にかかる「夢の吊り橋」を目指す。
途中 210 mの天子トンネルを通る。
このトンネルに昭和43年に歴史を閉じた森林鉄道が走っていた。
今は夢の吊り橋へのプロムナードコースの一部で、天子の山を貫通している事から「天子トンネル」と呼ばれる。
冬になると寸又川上流より天子の鬼の風(龍神の風)と呼ばれる冷たい風が吹き抜け、この風に当たると無病・息災が叶うと言われている。
トンネルの出口から吊り橋へと下りが続く。
↓ 寸又川が大間ダムで堰き止められできたダム湖・チンダル湖は、深いブルーに染まり 赤や黄色の木々を映して絶景だった。
そこに架かる夢のつり橋を渡るのは正にドラマチック。
定員10名とのことで、橋にたどり着くまでに長蛇の列 ↓
↓ 吊り橋全景、長さ90m ・高さ8m
↓ やっと渡れる。
↑ この橋、かってこの地で暮らす人々の生活道として使われていた。
この橋の真ん中で願い事をすると恋が叶うと言う伝えがあり、いつしか「夢の吊り橋」と呼ばaれるようになったとか。
定員10名と言うから管理人がいて、「ハイ! 次」と交通整理があると思いきや渡る人の自主判断らしい。
渡り切ってからが大変だった。330段強の階段を上らねば生還できない。
ヒィヒィ言いながら何とか上の道に出た。
↓ 展望台から南アルプスの前衛の山々を見渡せる。
↓ 森林鉄道
吊り橋も含む寸又川沿いに展開する渓谷は ” 寸又峡渓谷 ”と呼ばれ、そこは深山の懐に抱かれた静かな温泉郷でもある。
紅葉が山を色鮮やかに染め、山の間から南アルプスが望まれて、大自然の迫力を感じる場所だった。
« 悪事は良事を駆逐する | トップページ | 門出駅 »
「旅に出よ」カテゴリの記事
- シギラ黄金温泉(2023.11.21)
- パチャの石段(2023.11.21)
- 宮古島 経由 来間島へ(2023.10.31)
- 奄美空港(2023.05.02)
« 悪事は良事を駆逐する | トップページ | 門出駅 »
コメント