江洲の花
沖縄の麺類と言えば「沖縄そば」だが、珍しくそば粉で作った和そばの店が大宜味村にある。
原則予約制、たまたま立ち寄って予約時間に空きがあれば入れる。
和そばもさることながらこの店の特記すべきは天ぷら。
麺と天ぷらは実に相性が良い、天ぷらうどんや天ぷらそばは定番のメニュー。
一方沖縄そばに天ぷらがトッピングされているのは見たことがない。
沖縄そばのトッピングは大方ソーキ肉、天ぷら好きの沖縄県民なのに何故なのか? 謎である。
このお店が「ナニコレチン珍百景」に登場した。何が珍なのかと言うと、おそばの他に天ぷらが次から次へと出てくる事。
いわゆる天ぷらの食べ放題のお店、とにかく「ストップ、結構です」と言うまで出てくるシステムなんだそうな。
一番最初に行った時、この事を知らなかったので、途中で黙って店を出ようとしたら叱られた。
天ぷらはゴーヤ、エリンギ、ウリズレ、モズク、ゴボウ、ナス、バナナ、ニラ…と野菜が主流。
番組の中で「和そば江洲の花」の店主・中島敬さん(70歳)と早苗さん(83歳)ご夫婦に聞いてみたところ、野菜は近所の農家からいただいたものが多く、赤字にはならないのだとか。
早苗さんは終戦後8歳の頃、石垣島にいて医師だったお父さんと、戦争孤児に食べ物を与えたという。
その頃から、お腹いっぱい満足させてやりたいと思い今のようなお店にしたのだとか。
見事、チン百景に登録された。ちなみにお値段は1,000円と格段に安い。
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