沙弥島・瀬居島
3年に一度開かれる瀬戸内芸術祭・春会期が5月18日で終わった。
4月14日から始まった芸術祭だが私は生憎事故(後日ブログUP予定)で入院していたので行けなかった。
終了してから春会期の会場だった沙弥島へ行ってみた。
↓ 会場受付はまだ残っていた
↓ 3年前の瀬戸芸作品が今も残っている。
作品名「階層・地層・層」 By ターニャ・プレミンガー【ロシア/イスラエル】sm01
↓ 個人の庭にコンテナがあって、キリンさんが・・・・。これは瀬戸芸の作品ではないが立派なアート作品。
このキリンさん、香川県坂出市ではかなり有名で市内でいろんなポーズをとる擬人化したキリンが居座っている。
↓ 例えばこのキリン、鳥インフルエンザが発生した時 四国水族館のペンギンが隔離されてその穴埋めに展示されたもの。
それもその筈 この作品を造ったのは動物をかたどった立体作品を手掛ける坂出市の造形作家・岡山 富雄氏。
↓ 高松市牟礼町にある石の民俗資料館で開かれた個展を紹介する新聞記事
↓ 『月への階段 あるいは柿本人麻呂の月』
万葉集に収められた柿本人麻呂の短歌に捧げる作品。
天の海に雲の波立ち月の舟星の林に漕ぎ隠る見ゆ
かって柿本人麻呂は沙弥島の浜辺に立ち海を眺めました。それから千年近く経つ今も海はその時と同じように力強く美しいままです。
そしてその時と同じ月が雲間を漂い、私たちは月の舟に乗って永遠の宇宙に旅立ちます。
月からは宇宙と学校が、緑の丘が、かって私たちが学校へ通った道が見えるでしょう。
学校は私たちが学ぶだけでなく、友人を見つけ、恋をして、宇宙への飛行を夢見る場所なのです。
↓ この風景もアートである
瀬戸大橋を分断して立ちはだかる「気になる樹」は香川県でも知られざる坂出市のシンボル。
朝早いのに樹の下で睦み合う二人 が風景に溶け込んでアートを構成している。
↓ 愛恋無限文学碑
坂出出身の作家・中河 与一氏が昭和10年朝日新聞に連載した小説「愛恋無限」は愛の尊厳をうたいあげて日本文壇に新風を起こしたもので、
その心は柿本人麻呂の石中の死人を視て作った歌に通うものがある。
この小説の最後にここ沙弥島の自然が描かれているところから昭和52年全国有志によって建立された碑である。
↓ 沙弥島の最北端、ここにも海を眺めながら読書する人がいた。
↓ 理源大師堂
坂出市のHPより
理源大師は讃岐5大師の一人として,また醍醐寺の開祖として有名な人物です。
父・葛声王が讃岐塩飽諸島に流された際,既に母・綾子姫は懐妊しており,葛声王は恩赦により都に帰りますが,母綾子姫は讃岐にとどまり, 832年淳和天皇の治世に,讃岐国鵜足郡狭岑島の龍の口(天狗岩)にて大師を出産したという言い伝えもあります。大師の幼名は恒蔭王といい,聖宝は出家得度後の名称です。
瀬居島は瀬戸芸の会場ではないが独自に「SEIJIMA ART PROJECT」をやっていた。
↓ しましまの海
以上、瀬戸芸は終わっていたが結構楽しめた。
やっぱりアートは偉大だ! 作品を創造する事ができる人は本当に羨ましい~。
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