肋骨 骨折 その6
健康診断の問診票に「息が切れますか?」とかの質問がある。
息が切れる、息があがる・・・私は正にそんな状態。
肺に穴が開いているせいか? 水が溜まっているせいか?
今はだいぶん改善したが・・・。
階段を上ると息が切れて、はぁ~はぁ~いう。
歩くぶんにはそうでもない。
それで吸引機から解放されたアト また一日 8,000歩 歩くことにした。
大きい病院ゆえ、院内をあちこち歩くと2,000歩は稼げる。
それを朝起きてすぐ、朝食後、昼食後、夕食後やると8,000歩になる。
たまに 階段を上ってみる、さすが2階のぼるのが限度。
はぁ~ ハァ~ と大息をつく。
集中治療室から一般病棟へ回されて、リハビリが始まった。
リハビリテーション科から療法士の資格を持った人が病室へ迎えに来る。
ちなみに療法士には2種類あって、
理学療法士(Physical Therapist)は、
身体に障害のある人などに運動療法を施し、自立した生活を促す役目。
作業療法士(Optical Therapist) は、
身体や精神に障害がある人に対し、作業を通じた治療訓練を行い社会復帰を促す役目。
従い私の場合は前者で、やって来たのはまだうら若き女性だった。
もっとも私からみれば病院の皆さんは皆うら若い。
岡山の専門学校を卒業したという。
彼女の名前はすぐ覚えた。『 地主 』さんと言う。
普通名詞では良く使うが名前としては珍しい。
ご先祖は大地主だったそうな・・・。
Dr. 地主 が私の担当となった。
看護師さんは療法士も「ドクター」と呼ぶらしい。
リハビリは土日も祝日も休みはない。
Dr. 地主 が休みの日は違う人が来る。
「今日は彼女、休みなので・・・」と言いながら。
聞くと彼も岡山の学校だとか。
看護師さんの中に見習いと腕章をつけた男の子がいた。
彼も岡山から来たと言う。 岡山県はすごい! 医学県かも・・・。
地主さんにはリハビリの方法をたくさん教えて頂いた。
中でも筋肉のストレッチ方法は斬新なものが多かった。
↓ リハビリテーション科の屋外にある施設
ここで階段の上り下りや砂利道歩きの訓練ができる。
こうして一日8,000歩とリハビリの毎日が始まった。
退院の時、地主さんに挨拶に行ったが不在で会えなかった。
やむを得ず、お礼のメモで済ませたが最後に会いたかったなぁ~。
思えば、異郷での入院生活中 日常会話で一番長く付き合ってくれたのは彼女だったから。
つづく
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