2022年度四国ブロック・ユネスコ活動研究会 in 徳島
『2022年度四国ブロック・ユネスコ活動研究会 in 徳島』が2022年10月30日に徳島で開かれ、参加してきた。
場所は JRホテルクレメント徳島。
コロナ禍とは言え、行動制限も解除になり174名の参加を得て、盛大に行われた。
↓ 会場
丸亀ユネスコ協会からは荻田副会長、小久保 事務局長 他 高出さん、安藤さん,川田さん,前田 の6名が参加。
大会テーマは【持続可能な未来をつくるため】
開催趣旨は、
「持続可能な未来をつくるため」をテーマに9年間のユネスコ活動を振り返り、その研究成果を四国のユネスコ協会の会員に発表し意見交換をする。
10時半に開幕、恒例のユネスコの歌から始まったが、コロナ禍とて参列者は心の中で
「世界は日の照る まひるになる ♬・・・世界はあかるい 苑になる・・・🎵」を合唱。
次に、徳島ユネスコ協会の会長・河内氏の挨拶に続き、来賓祝辞,主催者挨拶・講演と続いた。
その後、徳島県の取り組みである「四国遍路」・「鳴門の渦潮」を世界遺産に登録する活動が紹介された。
この活動は午後の部で詳しく説明される。
紹介が終わり、早めのランチタイムに弦楽四重奏を聞きながら昼食。
豪華な料理を生演奏を聴きながら食べるのは至福のひとときである。
昼食後、徳島県内の3つの学校のSDGsの取組みについてパネルディスカッションがあった。
SDGs活動を通した地域の活性化と伝統文化の継承、さらに未来に向けた環境保全や地域課題の解決に若い人が積極的に活動し貢献している様を知って感動! 日本の未来も捨てたもんじゃない。
と心強く思った。
特に私は、徳島科学技術学校が海部郡美波町の藻場の再生活動に2011年から取り組んでいる報告を聞いて強く印象に残った。
卒業などで学生が入れ替わっていく中、きちんと引継が行われ10年以上にわたり続いているのはすごい事。
↓ 四国ブロック・ユネスコ活動 研究発表会の様子
発表会が終わり徳島県知事の来賓祝辞のあと、午前中にも少し紹介のあった世界の記憶遺産登録を目指し活動する市民協議会の発表がなされた。
第一次世界大戦時に捕虜になったドイツ兵との「坂東俘虜収容所」における心温まる交流を記憶遺産として残す運動である。
次に俘虜収容所の歴史の中で最も有名な「第九」を未来への扉と位置づけ活動中の「エベレスト・ザ」の活動が紹介された。
ロシアのウクライナ侵攻の終結が見えない今、ベートーヴェンが「第九」に込めた世界平和の実現をめざし、やれることをできる限り取り組む意気込みを感じた発表だった。
最後に日本ユネスコ協会連盟 プロジェクト未来遺産の活動として、
① 阿波人形浄瑠璃平成座&平成座ジュニアクラブ&川内北小学校人形浄瑠璃部による
【 傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段 】が披露された。
次に、
② 未来遺産・千年サンゴ保全の取り組み が紹介され無事大会は閉会となった。
徳島ユネスコ協会は1976年に設立され46年もの歴史を持つと聞く。
さすが中身の濃い大会だった。大会関係者の開催に向けたご尽力に感謝したい。
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