いとこ会
血のつながる母方のいとこはもう4人しかいない。内2人は遠方で会えない。
5月初旬にいとこの3回忌があったが、まだコロナがにぎあう中、法要だけで解散となった。
もう親族が集まる会は3年以上やられていない。
法要で顔を合わせたのがきっかけで一度は集まろう・・・と提案があり、
2023年5月27日 (土) に実現した。嬉しかった。
メンバーは、
母の次兄の長男・宮西 洋文さんと奥さんの恭子さん、
母の姉の長男・赤尾 静夫さん、
母の長兄の長男の嫁・宮西 英子さん、
それと私の弟・片山 正敏 の 6名。
子供の頃の話しに始まり、はじめて聞くような話しばかりで会話が弾んだ。
まずはいとこ共通の祖父母の話しからスタート。
祖父は早くに亡くなり、子供時代にも会うことはかなわなかった。
祖母は母が良く実家に連れて行ってくれたので覚えているが、どんな人だったのかは分からない。
母からも聞いてない、今から思うと聞いとくべきだった。
でも一般的に子供は祖父母に興味がないから仕方ないとも言える。
祖母の名前は ” コムメ ” さんと言った。いかにも昔風の名前だ。
漢字なのかひらがななのか片仮名で書くのかも分からない。
私達が行くとうどんを打ってくれ、緑色や黄色の天ぷらを食べさせてくれたのを覚えている。
甘酒も作ってあって飲ませてくれた。
思うに祭りに合わせて母親が実家に行ったのだと思う。
そうでないとうどんをすぐには打てないし、甘酒だってすぐには作れない。
行く時、妹や弟が一緒にいた筈なのに少しも覚えていない。
祖母に関する記憶で鮮明なのは、飼育している鶏の世話で小高い山中にある鶏舎まで行ったこと。
妹が言うには祖母が生みたての卵を割って食べさせてくれるのがぬるっとして嫌だったとか。
私にそんな記憶はないが・・・。
二つ目の記憶は、JR鴨川駅から城山の登り口に今でも営業中の城山温泉に行った事。
洋文さんの話だと、尾崎何某さんがここで温泉業をはじめたそうで 本当に温泉が出たのか冷泉もしくは水道水を沸かしているのか?定かでない。
が、県の許可を取る前に大々的に「温泉が出た」との広告をしたもんだから、県も渋々温泉として承認するしかなかったそうな。
だから 「国立公園 城山温泉」と立派な名前がついて今も賑わってる。
その温泉でいつから始めたか大衆演劇をやっていて、祖母と行った当時にはもう芝居をやってた。
もう70年前の話しだ。
そんな確信があるのは私が役者の子供に間違われた記憶があるから。
娯楽のない田舎では当時から貴重な温泉だったに違いない。
鮮明に覚えている祖母との記憶はそれくらい。
さぁ~ひとりひとりに聞いてみよう。
続く
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