第127回 ぴんぴん句会ノート 9月
兼題:「自由題」で3句 令和6年9月25日
■ 秀 弥
毬栗の落ちて満濃の土を刺し
仲秋の天守をてらす灯が灯り
あづきアイス喧嘩もせずに八十年
■ 金 博
秋の航入り日の島に手を振る児
今年米ほゝばり思ふ白き山
今年米酷暑の夏を粒に秘め
■ 延 一
日米のトップ選びや秋の風
名月や汚(けが)れし身をも照らしけり
百日紅残り50は寛げる
■ 道 子
爽やかや水切り石海掠め
コスモスの色に染りし吾も遊子
従容(しょうよう)と鮎の錆びたり雲流る
■ 幸 利
中秋に遥か遠くに国想ふ
店頭に並ぶや旬の香りよし
温暖化人類の漬け夏続く
■ 前 田
アリが這う10倍ほどの荷をかかえ
ザクザクとドングリ踏んで頂に
蜘蛛の糸捕らえた落ち葉もて遊ぶ
あとがき By 金 博
「自由題」・・・「自由」を活かすことがいかに難しいものであるかを認識!
「兼題」の枠の中であれやこれやと練り上げるのもしんどいものであるが
作者の皆さんうまくのびのび思いを飛ばされたようで!!!
次回「自由題」で遊ぶこととなった・・・・・
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