駄作 2024年10月 その3(達磨大師)
達磨大師は今から1600年ほど前、南インドにあるカンチープラムの第三王子
として誕生し、幼名菩提多羅と言う。
若い頃に父である国王が亡くなった時、王子は国政を二人の兄に頼みお釈迦様
から27代目にあたる般若多羅尊者のもとに出家し、『菩提達磨』の僧名を頂く。
師に就いて修行すること40年に及び、般若多羅尊者から釈尊正伝の第28代目
を継承しましたが、師より「67年間はインドを布教し、その後に中国に正法
を伝えなさい」と遺言され、それに従って老年になってから、海路を3年かかって
中国・広州の港に上陸しました。
梁の武帝と問答し、縁かなわず揚子江を渡って洛陽の都のはずれ、嵩山少林寺の
裏山の洞窟に住み、面壁九年の坐禅をするうちに求道者・神光が現れ、その熱意
に感じ中国で始めて弟子をとり、慧可と名付けました。
この慧可にすべてを伝え、中国に禅宗の基礎を築かれたのですが、その教えを
理解できない者たちによって毒殺され、熊耳山定林寺に葬られました。
« 駄作 2024年10月 その3(馬) | トップページ | 駄作 富士山 »
コメント