第128回 ぴんぴん句会ノート 2024年10月31日
兼題:「自由題」で三句
■ 秀 弥
破る児の無くて障子の色あせり
深夜便夜食のむすびつまみ食い
長き夜や秒針の音に耳を貸し
■ 金 博
柿落葉カラスものぞく熟れ加減
田潮神水浴び還る神の道
秋高しコスモス畑にさぬき富士
■ 延 一
繊細なこの造形や曼珠沙華
朝ランの空南中のオリオン座
木犀の香り乏しや塀に寄り
■ 道 子
小鳥来る午後の紅茶にビスケット
テネシーワルツ流れていたる良夜かな
スパイスを効かせしカレー鵙高音
■ 幸 利
掛け声や轟く太鼓に願掛けり
太鼓台老いも忘れて練り歩き
桴(ばち)打つや轟く太鼓に胸躍る
■ 才 原
船旅やビール片手に秋の海
鳥さえずり葉を踏み歩く秋の朝
あぐらかき居眠る犬に暮れる秋
■ 前 田
脱け殻と亡き骸並ぶ蝉の命(メイ)
蚊がとまるパチンと叩く手が迷う
アリが這う10倍ほどの荷をかかえ
あとがき:博 記
「自由題」
「自由」に身も心も遊ばせましたが、「讃岐は祭り好き」でした!「遊び」は「祭り」でした
次回は兼題「冬の鳥」で「鳥」の勉強をすることとなった 焼き鳥で一杯やりながら???
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