インドネシア旅(ジャワ更紗)
ジャワ更紗って聞いた事あるだろうか?
そもそも更紗は、人物,鳥獣,植物など種々の模様を2色または多色で染色した綿布,絹布,化繊布地をいう。
それが、ジャワでつくられるのがジャワ更紗だ。
現在ではそのほとんどが機械による片面染であるが,ほかに両面や部分染がある。
用途はふとん,帯,ふろしきなどに使われる。
歴史的にはインド更紗を原流とし,11~12世紀のジャワ更紗,17世紀以降はヨーロッパへ広がった。
さらに 18世紀後半の産業革命による木綿の大量生産は,当時ヨーロッパに輸入されていたインド更紗の模様づけを範とし,
プリントによる表面装飾を導入してヨーロッパ織物産業確立の一素因となった。
一方、手染更紗はインドをはじめジャワ,ペルシア,タイ,ビルマなどで独特のデザインと技法を生み,歴史的・民芸的布地として今日に伝わっている。
日本には室町時代末期に,インド,タイから持ち込まれ,江戸時代には帯や小物入れなどに用いられた。
私は今でも子供の時に歌った「土手のスカンポ・ジャワ更紗・・・・ ♪ ♬」なるメロディーを覚えている。
実妹に聞いたらそんな歌は知らない・・・と云う。
調べてみたら何とあの有名な北原白秋 作詞 ・山田耕筰 作曲の【酸模(スカンポ)の咲く頃 】という歌。
土手のすかんぽ ジャワ更紗
昼は 蛍がねんねする
僕ら小学尋常科
今朝も通ってまた戻る。
すかんぽ すかんぽ 川のふち
夏が来た 来た ドレミファソ
スカンポとはイタドリの事、スカンポとジャワ更紗が何故結びつくのか分からない。
スカンポの咲く群れがジャワ更紗の文様と似ていたのかなぁ~。
ジャワ更紗をつくっている工房へ案内してくれた。
↓ 版木押し模様
↓ 手書き
↓ 染付け
↓ 展示即売コーナー
↓ 私も一枚購入した。
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