屋 島
2月の【3匹の老人会】の山登りは屋島、標高292.1m。
屋島へは何回もいったが歩いて登った事はない。
高松駅からレンタル自転車で屋島の登り口へ。
そこで自転車を置いていくのかと思ったら、仲間の一人が自転車を山頂まで持っていくと言う。
理由は帰りが下り坂で時間短縮になると主張、それもそうだと自転車を押して上る。
その自転車が重い重い!
なんとか喘ぎながら到着、歩数は目標の8,000歩はゆうに超えた。
屋島のイメージは ↓ こんな感じ。
横から見ると見事な屋根型、名前の由来でもある。
でも空から見ると ↓
屋根のイメージはない。
写真の一番上が「長崎の鼻」でその近くにペリー来航以降 外国船の監視と防備のための砲台があった跡がある。
この屋島に築かれた山城が屋島城で、天智6年(667年)に築かれたと日本書記に記されている。
このお城は当時勢力の強かった中国の唐や朝鮮の新羅からの攻撃に備えて築城され、この屋島が九州から瀬戸内海を通って大和・今の奈良に至る海路の重要な要衝だった事が分かる。
大和朝廷の命を受けた百済からの渡来人が築城したと思われる朝鮮式山城の水門跡や石塁が今も残っている。
また唐招提寺を開いた鑑真和上が天平勝宝6年(754年)に大和に向かう途中、暴風雨にあって屋島北嶺に上陸しお堂を建てたと言い伝えのある千間堂跡があるが、今は湿地になっている。
山頂に着くと広い駐車場がある。
昔は無料だったが山頂までの道路を無料にしたかわりに有料となった。
駐車場(写真右端)から北嶺(矢印)まで歩いてみようとなった。
北嶺まで往復 5Km弱、右と左,真ん中と3本の道がある。
左右の道は舗装され良き散歩道となっているが、周りは木立が邪魔して海がちらっと見えるだけ。
そんな不満を解消すべく、2~3ヶ所に viewpoint を配置してくれている。
↓ そこからの景色ひとつがこれ
↓ 遊鶴亭に到着、瀬戸内海の絶景がパノラマに展開、来た甲斐があった。
遊鶴亭からはるか下に長崎の鼻が見える ↓
さすが長崎の鼻まで下って登ってくる元気は3人ともなかった。
↓ 五剣山を左手にみながら急こう配の坂道を自転車で下った。
位置エネルギーを最大限に利用したかったけど、さすがにそれは無理、キィキィ泣くブレーキが壊れはせぬかと心配しながら無事降りて来た。
楽しい一日だった。
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