Jou光

  • 親父
    彼は子供の時から絵が上手いと、親の欲目で思っている。目の前でさらさら描かれると、ついつい感嘆してしまう。世の中いっぱい絵の上手い人はいるが、この道で飯が食えるのはスポーツ選手と同じで極一部。でもとにかく趣味でも良いから絵を描くことは続けて欲しいと願っている。

春爛漫

  • ぼけの花
    柿茶の里は徳島県美馬郡つるぎ町に位置する。柿の葉の生産農家へ毎年春と秋に行く。春はことさら美しい。桜が咲き乱れ山の木々が新緑に包まれる。澄んだ青空に身も心も洗われる気がする。

アユタヤ遺跡

  • Pict0266
    1491年に建てられた王族の守護寺院。3つの大きな仏塔には、ラーマティボディ2世と父、兄の遺骨が納められています。 寺院ではありますが僧は居住せず、王の礼拝堂として王族の儀式に使用されていました。この寺院もまた、1767年ビルマ軍により破壊され、16mあったという金で覆われた仏像も金を奪われた後、壊されてしまいました。

暁の寺院 タイ

  • Pict0350
    トンブリ王朝時代の守護寺で最高位の寺院とか。きらきらと輝く陶器の破片に覆われた高さ約79mの大仏塔は、ラマ3世により5年がかりで改装された。朝日を浴びた大仏塔の神々しい姿が”暁の寺”の名前の由来。

ワット・ヤイ・チャイ・モンコン

  • Pict0201
    セイロンへの留学から戻ってきた僧侶のために、1357年初代王ウー・トーンが建立しました。仏教寺院は瞑想の場として使用されていました。現在も多くの仏教徒が訪れ、週末は観光客でにぎわいます。

水上マーケット

  • Pict0116
    ダムナン・サダックの水上マーケット。その昔、”東洋のベニス”と言われたバンコクでは、日常的商取引には運河が利用されてきた。水上マーケットは、古き良き時代の情緒溢れるバンコクの生活を体感させてくれる。 

2008年7月 タイ王宮

  • Pict0429
    白壁に囲まれた20万㎡の敷地内には、1782年に建設された国王の宮殿、即位式の建物、王室守護寺院のエメラルド仏寺院などチャクリー王朝歴代の王により建造・改築された建物が建ち並んでおり、ラマ8世までは実際にここに住まわてていたとか。

涅槃寺

  • Pict0386
    タイ語で Wat Pho(ワット・ポー)と呼ぶこの寺は、ラマ1世が建立したバンコク最大の境内を持ち、バンコク最古の歴史を持つ寺院。本堂には写真のようなリクライニング・ブッダの愛称で親しまれている寝釈迦仏が横たわる。足の裏には螺細細工でバラモン教における108の宇宙観が表現されていると言う。

最近のトラックバック

2024年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ

金魚

  • 金魚

ウェブページ

健康情報 By 豊岡倫郎氏

長寿の条件・・・これだけは知ってほしい By 豊岡 倫郎氏 2024.年6月28日

20240701-132610

1. 知育、食育、体育

 1)知育・・・

 無知は死を招くという。学校で保健の時間に習った知識だけでは足りない。
テレビや広告ではあれが良いこれが良いと連日まくし立てていると、
本当に良いのかなぁ!と信じてしまうから怖い。健康知識は積極的に取り
入れて、判断を誤らないようにしないといけない。こと生命にかかわる事
だから。

 それと健康道徳を身に着けることである。暴飲暴食で、過労で、
体が悲鳴を上げていないか判断する心の優しさを日頃身に着ける事である。

 更に傲慢と慢心していなないか、謙虚に他人の意見に耳を傾ける進取の
精神が必要である。また気つきの精神が大事。こんなことをしていては
ダメだと気が付き、軌道修正ができない事ではだめだ。病気は癖直しである。
長い人生、毎日が判断の連続である、正しい判断をしたいものである。

2)食育・・・

毎日の食べ物が血となり肉となる。命ある食べ物を摂取。感謝して戴く。
体に良い食べ物、悪い食べ物がある。暴飲暴食や濃厚な高脂肪高たんぱく食
は体に害がある。 何が不足しているか知る。過剰なものは何か。

3)体育・・・

人間も動物である。病気で1カ月も入院していると、足の筋肉が衰えて
歩けなくなるという。ルーの法則がある。「適度に鍛えると発達する。
動かさないと衰える。過激に動くと萎縮する」。動くと血液循環が良くなる。
酸素供給される。筋力が付く。気分が良い。骨格が整う。

自彊術体操をすれば、以上の条件が備つているからおすすめである。

2.病気を招く危険因子

 病気には必ず原因がある。その危険因子を知っていて避けることは
無病息災に通ずる。

1)活性酸素・・・

病気になる90%が直接、間接に活性酸素が関与していると云われている
位である。体内で異常に発生すると、活性酸素+脂質=過酸化脂質 
となる。
また活性酸素は遺伝子を傷つける。詳しくは「活性酸素が死を招く」
の著者丹羽靱負を参照。外に活性酸素を生むのは薬品、紫外線、酒、
ストレス、宿便、腐敗便、医薬品、喫煙、過激な運動。大食。

2)酒・・・

飲酒するとアセトアルデヒトが発生して、活性酸素を副産物として産生する。

3)ストレス・・・

益々複雑になる社会生活においては知らず知らずストレスを受けている。
ストレスを受けると、白血球の中の顆粒球が増加して、活性酸素を産生する。
また緊張は血管が収縮し血液循環が悪くなる。交感神経が緊張する。

4)大食・・・

一連の消化器官が疲弊。宿便や便秘になる。腸モレ・宿便は有害毒素の
再吸収が体内の慢性炎症を招く。また活性酸素を産生する。発ガン可能性大。

5)砂糖・・・

砂糖は体液を酸性にする。健康体は弱アルカリ性が理想的。酸性体質は
免疫力の低下、カルシュウムが骨から抜ける。骨粗鬆症になる。
精神不安定。毛細血管の消滅。悪玉菌増える。

6)高脂肪・高蛋白食・・・

肉や油で料理品ばかり食べると体が油漬けとなる。酸性体質になる、
動脈硬化になる。生活習慣病の元。

7)食品添加物・・・

菓子、加工食品、調味料、パン、漬物、ハム・ソーセージ類など避ける。
加えて農薬、化粧品、洗剤などもこれに含む。これら人工的に作られた
化学製品は活性酸素を産生する。腸内環境にも悪い影響与える。

8)運動不足・・・

に高齢者にはフレイルになり、歩行も困難になるケースが多い。
運動不足が骨粗鬆症を招く。筋力不足で体幹弱く、骨格の歪みを生む。

3.長寿のための対策

 1)正しい食事・・・

   腹7分、よく噛む。酒や砂糖は極力控え、小魚・豆類・ゴマ・生野菜汁
  ・海藻、キノコ。ビタミンA・C・Eを摂る。2013年に日本食はユネスコ
   文化遺産に登録された。和食離れがガンや心臓疾患、脳疾患を生んでいる。

 2)適度な運動

 3)水分一日に1.5~2.0リットル摂取・

 4)ストレス回避する。楽しいことをする。嫌な人とは付き合わない。

 5)食物繊維は水溶性と不溶性の割合は2:1の比率で摂取。

 6)腸内環境を整える。短鎖脂肪酸、特に酪酸の機能に配慮。

 7)腸モレを防ぐ。慢性炎症を防ぐ。慢性炎症はガンの温床となる。

4. まとめ

 1)健康管理は重点管理・・効果のある事を集中的に実施。

 2)多くの役にたつ情報を持ち、集めて選択肢が適切に行える様に。

 3)他人の意見を素直に聞ける心を養う。とかく最近高齢の人に

   自分の意見を固執する場面に遭
遇して、やりきれない気持ちを
   抱くのは私だけだろうか。頑固な性格は損。

 4)最近健康法の本を読むと、「健康法を実行する心構えは、
   先ず体に悪い事を止めてから、良い事を実行すべきである」と。
   悪事は良事を駆逐して良い事が生かされない。

 5)生きたものは生きたものに養われる。生野菜ジュース、玄米は命がある。
   酵素がある。

 6)医者に治してもらう病気と自分で治す病気がある。

 7)薬は吟味して飲む。副作用の害を知る。活性酸素産生。

 8)栄養を過信しない。高栄養・高カロリー主義はもう古い考え。

 9)これだけ病人が多いのは現代医学の栄養学の間違い、遅れにあり。

 10)最終的には健康で生きるという事はその人の生き方、人生観にありつく。

5.体に悪い事をまとめて挙げると・・・

 1)大食しない。腸内環境悪化。宿便産生。活性酸素発生。

 2)酒は出来れば控える。活性酸素発生。毛細血管硬化。

 3)砂糖は摂らない。腸の悪玉菌増殖。酸性体質に。カルシュウム流出。毛細血管消滅。

 4)運動不足にならない。筋肉が体幹を支えているから運動しないと骨格が歪む。酸素不足。

 5)肉、油で揚げたもの摂らない。過酸化脂質を生む。

 6)塩分は控えめ。一日に7.5g

 7)水分は1.5~2.0リットル飲む。

 8)食物繊維は一日20g以上摂る。或いは野菜400g摂る。便秘解消。酪酸菌増やす。

 9)肥満にならない。慢性炎発生。

 10)前向きに生きる。生きがいを見つける。

 11)加工食品、インスタント食品、レトルト食品など添加物の入った食品を摂らない。

 12)牛乳を飲まない。牛乳に含まれるIGF-1はがん細胞を増殖させる。乳製品は厳禁。

 13)タバコは厳禁。タバコを飲む人を診察拒絶する医者もいる。 

 14)腸モレは万病のもと。

   その機序は次の通り。 

   ・大食→腸疲弊→腸内環境悪化→腸モレ→毒素

   ・病原菌血管内侵入→組織

   ・臓器慢性炎症→組織機能低下

   ・免疫力低下

   ・動脈硬化→発ガン

   ・認知症

   ・脳卒中

   ・心臓病

   ・うつ病等発症     

20240701-133118

おわり

脳腸相関とうつ病について By 豊岡 倫郎氏 2024.年5月28日

  1. 脳腸相関とは

脳の状態が腸に影響し、腸の状態が脳に影響する、このように脳と腸は連携し合いながら、私達の体や心の状態をコントロールしている関係を「脳腸相関」と呼ぶ。その典型的な例がうつ病ではなかろうか。今うつ病の患者が年々増えている。日本に400万人から700万人いると推定される。ではなぜ増えているのだろうか。それには腸で作られる神経伝達物質のセロトニンが脳に影響を及ぼしていることが判っている。

  1. セロトニンとは

最近の研究でセロトニンが不足すると、うつ病を発症することが、判ってきた。セロトニン、別名「幸せホルモン」と呼ばれているが、このセロトニンの9割は腸で作られ、自律神経を整えて心を前向きにする作用がある。そしてセロトニンの合成を促す酪酸菌の多い人ほど「自分は健康だ」と感じている。近年研究が進み、うつ病の人は、腸内環境が乱れていることが明らかになった。

また双極性障害(躁うつ病)では眠れない症状が強い人ほど、腸内の乳酸菌が少ないことに加え、ビフイズス菌が少ないことによるコルチゾール(イライラの元になるホルモン)の増加すると云われている。なお酪酸菌やビフィズス菌を増やす食材の詳細は下記の本参照。以上は江田クリニック院長、江田 証(えだあかし)著「長生きのための新しい腸活」2024年3月新星出版社より発行。

(注)うつ病、双極性障害(躁うつ病)とは、うつ病は単極性うつ病ともいい、気分が落ち込んだり、やる気がなくなったり、眠れなくなったり気が滅入る、もの悲しいと言った「抑うつ症状」が長期に継続するもので、不眠、頭痛、肩こりなどの身体症状といったうつ状態の症状だけがみられるのに対して、双極性障害(躁うつ病)はうつ状態と躁状態または、軽躁状態を繰り返す病気で、つまり、「双極性障害」と「うつ病」の違いはうつ状態だけなのか、うつ状態と躁状態を繰り返すのかという点が大きな違いである。

  1. セロトニンの働きと合成                                   

セロトニンのその他の働きとしては、自律神経を整え、精神の安定させる作用がある、これが少ないと、怒りやすい、いらいらする、ぼーっとするなど、精神が不安定な状態になる。セロトニンが増えることで脳の報酬系ホルモンであるドーパミンを減らすことによって、食欲抑制効果がある。またセロトニンには腸の蠕動運動を活発にする作用がある。実はセロトニンを作っている場所は小腸や大腸で、腸の中の「腸クロム親和性細胞」という部分で作られている。この細胞は自律神経と繋がっている細胞なので、脳と密接の関係にあり、ストレスを受けた時など影響が大きいのである。セロトニンは腸内でトリプトファンというアミノ酸から合成されるが、この時腸内細菌の働きが寄与している。但しセロトニンは脳の血液脳関門と言う関所を通過することができない。そこで腸からは、この関所を通過できるトリプトファンが転じた5HTPという物質を脳に送り込み、脳の神経細胞がセロトニンを合成している。             

  1. トリプトファンとは

トリプトファンは、トリプトファンヒドロキシラーゼという酵素の働きによって、5-HTP(5-ヒドロキシトリプトファン)という物質に変化する。ではセロトニンの材料となる必須アミノ酸のトリプトファンを摂取するには、トリプトファンを多く含む食材として挙げられるのは、牛・豚・鶏のレバー、小麦胚芽、牛乳、チーズ、バナナ、大豆、アーモンドかつお、まぐろなど。これらの食材を食事に取り入れると、不眠やうつ病などの解消を促すことができる。トリプトファンはセロトニンを生成後、夜になるとメラトニンに変化します。メラトニンは、体内のリズムを整え自然の眠気を促す働きをするため、不眠を解消することができる。

  1. うつ病は肝臓鈍重が原因

 甲田光雄著「食べ方問答」マキノ出版によると、うつ病は鈍重肝臓(どんじゅうかんぞう)が原因だと言う。以下原文によると、「現代医学ではうつ病は脳のセロトニンと言う物質が不足して起きるという事になっていますが、本当は肝臓の機能低下が原因です。鈍重肝臓になると、体がだるい、疲れやすく、なかなか疲れが取れない、慢性的な疲労感がある,やる気がわかない、うつ傾向になり、悲観的に物事を考えるなど、心身の症状が現れる。日本人の成人の2人に1人がこの鈍重肝臓になっていると、私は推測する。今、ウイルス感染もない、飲酒も関係していないけれど肝機能が低下している、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)と言う病気が、肝臓の専門医の間で大きな問題になっている。これが私のいう鈍重肝臓に相当する。現代医学ではうつ病は脳のセロトニン不足によっておこると考えている。セロトニンはアミノ酸のトリプトファンを原料にして作られる。トリプトファンは食品に含まれるほか、肝臓で合成される。肝臓の機能が低下していると、トリプトファンを摂取しても、うつ病は治りません。肝臓が健全に働いていれば、少しの事で精神的にまいったりはしない。肝臓の働きが悪いからストレスに直面すると、イライラしたり、うつ傾向になったりする。肝臓が悪くなる原因は食べ過ぎと腸が悪い。腸が悪いと肝臓も悪くなるのである。」更に甲田博士は飽食・過食の害を述べている。「人間の腸を調べてみると、誰でも癒着が見られる。その原因は胃腸の処理能力を超えた食べ過ぎにある。すると胃腸が伸びたり、横に広がって、安定が悪いため、胃腸がへばりついて、癒着が起こる。癒着したところは、変形して、細くなったり、捻じれたりする。そこに食物残滓が引っ掛かり、宿便として渋滞する。そしてその部分が横に膨れて、腸マヒが起こる。蠕動運動も弱くなり、更に便が渋滞することになる。そこでは食べた物が異常発酵して腐敗物から毒素が出て、体内に吸収されると、頭痛、肩こり、めまい、倦怠感など様々な症状が起こる羽目に陥るのである。以上著者が50年間に2万人以上の臨床治療から得た結論である。その例として甲田光雄著「断食療法50年で見えてきたもの」春秋社発行によれば、大学2年生のS君の体験談が載っている。うつ病であちこちの大病院で検査を受けたが治らず、甲田医院を受診して来られた。診察してみると、うつ病症状は、鈍重肝臓が原因であった。そして西式甲田療法即ち半日断食や生野菜汁療法などを行い、宿便が排泄されると、肝臓も回復してきて、様々な症状も軽快した。この様な例をいくつも甲田博士は体験して、確信を持ったのである。

  1. 抗うつ剤の知識                                     

生田哲(いくた・さとし)著「うつを克服する最善の方法」2005年11月講談社α新書発行 サブタイトル「抗うつ薬SSRIに頼らず生きる」。少し古いが、うつ病や抗うつ薬の全貌を理解するには適当な本である。                             (まとめ)日常の食べ物の善し悪しが腸内細菌に影響を及ぼす。最近テレビでは大食、ドカ食いを煽る番組が多い。高脂肪-・高蛋白食をたらふく食べて、胃腸に負担をかけて、腸は泣いていないか。悔い(食い)改めなければ、このうつ病は解消いないのではなかろうか。先ず心の宿便を取ろう。「心身一如」である。   

おわり

腸活で長生きしよう By 豊岡倫郎 氏 2024年4月29日

1.腸活とは

20240430-114609_20240430123201
腸内環境を整えて、加齢と共に衰えていくのをいつまでも生き生きとした状態に戻すことを言う。
我々の腸内にはおよそ1000種の細菌が約100兆個も生息していて、腸内細菌叢(腸内フローラ)
と呼ばれている。重さは1~1.5kgほどである。腸内細菌の中には善玉菌、悪玉菌、その中間で
ある日和見菌の3グルくープが存在し、個人差はあるが、割合としては全玉菌2:悪玉菌1:日和見
(ひよりみ)菌7が理想的とされている。日和見菌とは普段は益にも害にもならないが,数が優勢
な方に味方する中間菌と呼ばれ、悪玉菌が増えると自らも害を及ぼすような作用をする菌である。
なお小腸の長さは6~8mで、大腸が1.5mで、腸全体の表面積は約32㎡、これは畳20畳分に
相当する広さである。

2.腸の老化

加齢と共に腸内細菌の構成が変わる。60歳を機に善玉菌が減り始め、反対にウエルシュ菌
などの悪玉菌が増え始める。70歳を過ぎるとどんどん腸内環境が悪くなる。
(下図の光岡知足博士の年齢と共に移り変わる腸内細菌叢模式図参照)

20240430-114609
3.加齢と便秘

生労働省の「2019年国民生活基礎調査」によると、便秘と自覚している人の割合は65歳以上の
女性で72%、65歳以上の男性で64%いる。「便秘は万病のもと」と言われているように、
加齢と共に腸管が弛緩して、蠕動運動も弱くなる。また腸内細菌も悪玉菌が増えて、粘液層も薄く
なり、腸液も減少する。腸の老化が原因である。

4.新しい長生きのための腸活のすすめ

江田 証(江田クリニック院長)著「長生きのための新しい腸活」2024年3月新星出版社発行を基に
新しい腸活をここに紹介する。

80歳を超えても元気な方や長寿の多い地域の方の腸には、これから紹介する5つの長寿菌が多い。
実際に腸の健康そして体の健康を保つ効果がある事が科学的にも判ってきた。

① その1. 酪酸菌

短鎖脂肪酸のひとつで酪酸、酢酸、プロピオン酸の3つで、さまざまな健康効果をもたらす。
長寿の町として知られる京丹後市内には、100歳以上の高齢者が全国平均の約3.1倍もいる。
調査したところ酪酸菌を持っていることが格段に多いことが判った。血管年齢が若く、大腸がんや
糖尿病、認知症、サルコペニア(筋肉減少症)の患者数が少ない。酪酸菌が作る酪酸は悪玉菌の増殖を
抑えて、善玉菌の活動をしやすくする。酪酸菌の代表のラクノスピラ菌は筋肉を付けるのに役立ち、
サルコペニアを予防している。握力が強く、歩行速度が速い事が統計上出ている。更に酪酸菌は腸内
のバリア機能を高め、「腸モレ」を防ぐし、IgAが増えて免疫力を高める、セロトニンの合成を促す
ことが解っている。
まだある、酪酸菌の仲間のロゼブリア菌が動脈硬化を抑える。

では酪酸菌を増やすために、何を食べればよいか。ぬか漬け、ワカメ、ノリ、昆布、ヒジキ、豆腐、
納豆、小豆、エンドウ豆、玄米、モチ麦、ライ麦パン、シイタケナメコ、エノキ、マイタケ、大根、
りんご、ごぼう、キウイ、ニンジン、バナナ等の水溶性食物繊維が酪酸菌の餌となるのでお勧めである。

② その2. アッカーマンシア・ムシニフィラ

世界的に名高い腸内細菌で、主な働きは腸のバリア機能を高めて免疫力をアップさせる。長寿者が多い
地区にはこの菌を持っている人が多い。
ムチンを食べると、腸管の粘膜バリアがスカスカになった状態を改善して、腸もれを防ぐ。
また抗がん剤の効き目を高める。さらにアンチエイジングに効果、難病、ALS(筋委縮性側索硬化症)の
予防も期待される。

この菌を増やすには、納豆、オクラ、ナメコ、ぶどう、ブルーベリー、イチゴ、りんごの摂取ガおすすめ。

③ その3. フェカリバクテリウム・プラウスニッツィ

この菌の主な作用は炎症を抑える作用と基礎代謝を上げる効果がある。腸の老化を食い止める。

この菌を増やすには、ワカメ、昆布、ヒジキ、モズク、ゴボウ、玉ねぎ、トマト、バナナ、スイカがおすすめ。

④ その4. 乳酸菌

アンチエイジング、皮膚を若く保つ、病原菌やカビから体を守る。骨粗しょう症の予防などの効果がある。
乳酸菌の一種のラブレ菌はすぐき漬けから発見された菌で、悪玉菌を抑え、免疫力を強化する働きがある。
なお乳酸菌にはヨーグルトなどの乳製品を食べている人もいるが、日本人の75%hは「乳糖不耐症」
といって、乳糖を消化できない。その結果下痢やガスに悩まされるので
摂らない方が良い。

この菌を増やすには、糠漬け,すぐき漬け、豆乳ヨーグルト、みそ、しょうゆ、ヨーグルト、チーズが
おすすめ。

⑤ その5. ビフィズス菌

日本人の大腸にいる善玉菌の大半はビフィズス菌で、その数は乳酸菌の
約100倍という。
ビフィズス菌はエサである糖を分解し、乳酸や酢酸を作り出して、悪玉菌の増殖を抑える、
大腸の働きを活発にして便通を改善する、免疫力を上げる。認知機能を改善する、アンチエイジングに
働くなど、百寿者の腸内にはビフィズス菌が多いことが判った。

この菌を増やすには、菌のエサなるオリゴ糖と食物繊維を摂る。バナナ、ゴボウ、玉ねぎ、アスパラ、
ブロッコリー、ネギ、ミカン、切り干し大根、干しシイタケ、オクラ、ジャガイモ、サツマイモなどおすすめ。

5.SIBO(シーボ)の人とは

SIBOとは大腸にいる菌が小腸に逆流したり、口の中にいる細菌が小腸で停滞して小腸の中で爆発的に
増殖してしまう「小腸内細菌増殖症」のこと。この病気に罹ると小腸にガスが溜まり炎症や腸モレを起こして、
便秘や下痢、疲労感、頭がボーッとする症状、過敏性腸症候群になったりする。

そもそも腸内細菌は大腸の中に生息しており、大腸約100兆個にたいして、小腸は約1万個と、圧倒的に
少ないのが正常。こんな人が上述した食品を摂取すると、おなかの不調を招くから要注意。

 
6.まとめ

1)腸内細菌を増やすには二通りの方法があり、今回紹介した5つのご長寿菌の内、菌のエサとなるものを
摂取して増やすやり方はプレバイオチィクスと呼ぶ。もう一つは菌そのものを腸に送り届けるのは、
プロバイオチィクスと呼んでいる。短鎖脂肪酸の酪酸菌を増やすのは前者に相当する。百寿者は皆日頃、
腸にやさしい、良いものを手づくりして食べているから長生きするのである。

2)留意点は腸内環境を悪くするものを食べない事が肝要である。即ち甘いもの、肉、食品添加物の
入った人工甘味料、乳化剤、保存料、PH調整剤、増粘剤などは極力避ける。アルコール。大食。
ストレス、運動不足、睡眠不足もいけない。加工食品、レトルト食品、インスタント商品は避ける。
やはり欧米食でなく手作りの日本食が一番良い。甘いお菓子は悪玉菌が喜ぶ。

おわり。

花粉症になる人、ならぬ人 By 豊岡倫郎 氏 2024年3月30日

1.増え続ける花粉症の人。

毎日天気予報で、花粉情報が流れるたびに、この病気になる人、ならぬ人の違いなんなのだろうか。いま花粉症の患者が2千万人いるという。そもそも人間の体には、自然治癒力とか、免疫力とか、ホメオスタシス(恒常性維持機能)とかが備わっていて、怪我したり、外部から異質なものが入ってきたり、感じたりすると、治したり、排除したりすることができる筈。現代医学は進歩したのに、花粉症は治せないのは何故だろうか。

20240329-130737

2.花粉症はアレルギー症状の一種

アレルギーとは何か、それは体に何か物が入ってきたとき、それに対して体内で起きる過敏な反応であって、そういう反応の持ち主をアレルギー体質の人と呼ぶ。アレルギー体質の人の血清にはアレルギー反応を起こさせる特別な物質があり、それを免疫グロブリン、すなわち抗体という。これにはいくつかの種類があるが、ここでは通称IgEという抗体が関係するⅠ型アレルギー性疾患について述べる。またアレルギー性疾患を引き起こさせる物質をアレルゲン、すなわち抗原と呼ぶが、これらの物質には、花粉、ダニ、ハウスダスト、動物の毛、卵、牛乳、魚、大豆、化学物質、その他いろいろあり、人体の皮膚、呼吸器、食道から腸などから体内に入ってゆく。

アレルギー反応発症のプロセスは次のとおりである。アレルギー原因物質の抗原が体内侵入 → 抗原提示細胞が抗原捕獲 → 抗原提示細胞が免役反応を起こす → Th2細胞が活性化 → インターロイキン4が産生 → B細胞にIgE抗体を作らせる → アレルギー反応発症。

ただ抗原提示細胞が免役反応を起こすときに、Th2細胞が活性化だけでなく、一方でアレルギーを抑えるTh1細胞も活性化させるが、その働きがTh2細胞よりも弱い時に、アレルギー反応が起きる。

一般的な療法は主に対処療法であって、根本的な治療法はまだ確立されていないのが実情である。その証拠に患者数は減らないし、逆にどんどん増加していることが如実にそのことを証明している。そんな中で、いくつかの有効な少数派の治療法を紹介する。

3.西式甲田療法。

大阪大学医学部卒業、故甲田光雄博士著「腸をキレイにする」日経ヘルス発行。この本で紹介されている内容は、アレルギー疾患を患っている人は、腸に宿便をためていて、腸管内に異常発酵や腐敗が続き、その為に産生された有害物やガスのため、胃腸粘膜にビランや微細なキズが出来て、その結果タンパク質が最終段階まで分解されず、分子が大きな状態で腸壁から吸収されてゆく。その結果体内では異物として、アレルゲンとなって、反応を起こす。すなわち花粉やハウスダストも鼻やのどの粘膜から鼻汁やたんと一緒に食道に入り、腸壁から体内に吸収されてゆき、反応を起こす。即ち「腸モレ」である。従ってもはやこれらアレルゲンとなりうる物質を防ぐことは不可能であるから、腸壁の炎症を治癒させて、侵入を防ぐ治療法である。長年多くの患者の治療法として実施してきた西式甲田療法によって、アトピーであれ、花粉症であれ、治療効果を上げた。具体的には甲田医院に、1995年と1998年の2度にわたり、子供たち、夫々20名、17名が入院して、現代医学の皮膚科の先生方も驚く成果を上げたのだった。その内容は「医事新報」や日本アレルギー学会総会でも報告された。

4.リーキーガット症候群(腸漏れ症候群)が関与

最近「腸モレ」が話題になっている。参考としたのは下記の通り。

江田 証著「長生きのためのあ新しい腸活」自治医科大学大学院卒、江田クリニック院長

藤田紘一郎著「隠れ病は腸もれを疑え」、東京医科歯科大学名誉教授。

藤田長久著「体の不調は腸もれが原因」 新潟大学医学部卒。茜会理事長。

これらの著書によれば、アレルギーばかりではなく、万病のもととなる、という。即ち腸内環境が悪いと、腸粘膜の細胞が疲弊して細胞同士のつながりが壊れてスカスカなって、病原菌や未消化のたんぱく質、毒素がそこから血管内に入り込み、体内に慢性炎症を起こすという。

2014年に報告されたのは、健康な人の50人に2人の血液中から生きた腸内細菌が見つかった、という。また糖尿病患者の50人中14人の血液から生きた腸内細菌が発見された、ことも報告された。腸もれがアレルギーや免疫機能を狂わす要因となっている。

5. 次に紹介するのは。土佐清水市の土佐清水病院院長の故丹羽靭負(ゆきえ)著「アトピーがぐんぐん良くなる本」京都大学医学部卒業。知る人ぞ知る活性酸素の世界的権威で、活性酸素除去酵素(SOD)の開発者として有名。アトピーの主因は活性酸素である主張している。活性酸素発生の要因として、上げているのは加工食品、紫外線、放射線、医薬品、食品添加物、粉じんや排気ガス、酒、たばこ、ストレス、便秘、過労などで活性酸素が体内に過剰となった状態で、欧米食の肉食や油を使った食事によって、体内で活性酸素が産生して、脂肪分が過酸化脂質に変わる。するとアルデヒド基が角質層の保湿機能を破壊して、乾燥肌となり、アトピー発症につながるという。もちろん他のダニ、ハウスダスト、食品アレルゲンの関与も否定していない。

アトピー症の症状も単純なものから紅斑,肥厚苔癬、落屑、結痂、皮疹炎症、糜爛、皮膚萎縮、結節性痒疹などある。

6.アトピーや花粉症になる人、ならぬ人の違い

前述した本やその他の資料を調べた結論として、こんな人が罹り易いと言えるだろう。過食や偏食で胃腸を酷使してきた。便秘や宿便停滞で、腸壁が糜爛している。悪玉菌で腸内環境が悪い。卵、肉、乳製品や油を使ったフライなどを摂りすぎ。冷たいジュース、アイスクリームやビールなどの摂りすぎ。

生活環境面では、排気ガス、粉じん、ハウスダスト、ダニ、花粉など。および薬品、洗剤、化粧品、農薬、食品添加物、マーガリンの入ったパン、店屋物フライなど。疲労や睡眠不足、ストレス。自律神経のバランスが崩れて、副腎の働きが弱い。甘いジュース、お菓子類、コーヒー、チョコレート摂取など。 

6.アレルギーに強い体質を作るには。

前項で指摘した悪い生活態度の反対のことを行うことである。即ち、腸をきれいにする。腹7分の少食と生野菜汁を摂取し、便通をよくする。糜爛のない腸壁にする。活性酸素の体内発生の少ない生活を心がける。高脂肪、高たんぱくの欧米食から和食へ。タンパク質の消化不良、腐敗は怖い。甘いもの、冷たいものは避ける。規則正しい生活、疲労や睡眠不足、ストレスのない生活へ。全身運動となる健康体操をする。空気のきれいな環境に住む。

7.まとめ。

1)連日テレビでは、やれグルメだ、スイーツだと騒いでいる。大食い番組は止めてほしい。「内皮は外皮に通じる」という言葉がある。アトピーや花粉症は腸内の粘膜の悪化が皮膚の表面に出てきたのである。腸壁のただれと腸もれを治すことがまず先決である。 

2)腸漏れ、腸マヒ,腸びらんになっている人の前兆・・・●肥満の人●冬になると足のかかとがザラザラしている人●野菜をたくさん食べる人●ピーナツ、豆類を多く食べる人●ほっぺたがリンゴのように赤い人●足が冷えたらお腹が痛くなる人●指の爪に三日月がない人●頭が重く、ふらつく人などは要注意です。

3)「腹も身の内」と言う諺の通り、暴飲暴食はいけない、消化器を酷使していて、体の悲鳴が聞こえないのだろうか。現代医学の盲点は食事療法を無視している限り花粉症は治らない。

おわり 

恐ろしい活性酸素の害 By 豊岡 倫郎 氏 2024年2月28日

我々人間は呼吸することによって、酸素を体内に取り入れている。この酸素が無いと、
数分で死んでしまう位、身体に必要不可欠なものである。この酸素は体内の血液の中
に入ると、栄養素を分解して、エネルギーに変えて、生命活動が維持されている。
ところがその過程において、一部が活性酸素というものに変化してしまう。
ところが我々の住む生活環境の中で、体内の活性酸素を増やす事が多い事に気が
付かない。また活性酸素の害がいかに恐ろしいか認識してほしい。

20240228-105945

1、活性酸素とは何か

酸素は体内でエネルギーを作り出す代謝過程において、分子構造の電子が一個欠けた

不安定な状態になる ために、近くの物質とすぐ結合しようとする非常に酸化力の
強い物質に変わる。これを活性酸素と呼んでいる。活性酸素には、体内に入ってきた
バイ菌や有毒物質を殺菌したり、取り除くという重要な働きを果たしている。

一方体内に必要以上に過剰に発生すると、非常に酸化力が強いために、身体の細胞を
傷つけ、蝕んでゆき、ガンや動脈硬化など様々な疾病の原因になっている。
一般に病気の90%以上は活性酸素が間接的、直接的原因となっていると言われている。

2、活性酸素の発生因子

何故体内で活性酸素が過剰に発生するようになったのだろうか。その原因を列挙すると。

1)お酒を飲むと活性酸素が増える。アルコールを分解したときに副産物として生まれる
  アセトアルデヒドを処理するときに活性酸素が発生する。

2)宿便・便秘があると活性酸素が発生する。腸内に各種有害毒素が生まれて、その異物
  を処理する段階で活性酸素が発生する。

3)ストレスが活性酸素を発生させる。ストレスを感じると白血球の中の顆粒球が増えるが、
  役割を果たして消滅するときに活性酸素が発生する。

4)その他太陽の紫外線、放射線を浴びる、激しい運動する、電磁波を受けるなど。

5)食品添加物や農薬や殺虫剤などの体内取り入れ、排気ガスや煤煙の吸引、喫煙、
  クスリの服用、スナック菓子、魚の干物、即席ラーメン、マーガリンなどの摂取、
  睡眠不足など。

6)血管の塞栓から血流開始したとき。例えば血管が詰まり血液の流れが悪くなり、
  酸素の供給が無いときにキサンチンオキシターゼという酵素が血管中に増えて、
  活性酸素を発生する。

3、活性酸素が病気を導く構図とは

毎日肉、魚や揚げ物を摂りすぎると、その中に含まれている脂質が体内の活性酸素
の影響を受けて、過酸化脂質になる。また体内のコレステロールや中性脂肪も
活性酸素によって、過酸化脂質に変わる。即ち 活性酸素+脂質=過酸化脂質

この過酸化脂質はくせもので血管の壁に付着して動脈硬化を起こす。また血管の壁を
脆くしたり、細い血管での血流を妨害したり、ストップさせたり、血管が破れたりする。
この様な血管の病変が、脳で起きると脳卒中であり、心臓で起きると、心筋梗塞である。

更に体内の臓器や細胞の中に浸透して行き、傷つけ、破壊して、いろいろな疾病を招く。 

4、活性酸素が招く主な病気とは

丹羽靱負博士著「激増活性酸素が死を招く」によれば、動脈硬化、ガン、糖尿病、
脳卒中、心筋梗塞、白内障、肝炎、シミ、ソバカス、シワ、白血病、膠原病、
アトピー症など病気の約90%が直接或いは間接的に活性酸素によって引き起こされて
いるという。

なお丹羽靱負(にわゆきえ)博士はS37年京都大学医学部卒、医学博士、土佐丹羽
クリニック院長。SODの研究を世界的に早くから手掛けてこの分野の権威である。
臨床家として長年従事し論文も多数発表している。また自身でSOD様作用食品製剤を
自然の植物・穀物から開発しリューマチ、アトピー性皮膚炎などの治療に効果を上げた。
昨年10月逝去。
 

5、活性酸素から身を守るには

実は体内では、活性酸素から身を守るために、防御物質が作られている。
それはSOD(スーパー・オキサイドディスムターゼ)という酵素が活性酸素を除去して
くれている。しかし体内にあるこの酵素も四十歳を過ぎると、誰でも急激に減ってくる。
だから日頃から健康的な生活態度を守ることが肝要である。前述したような活性酸素を
多量に発生させる事は慎むべきである。もう一つの対策は、毎日の食事から抗酸化物質
の多く含まれている食品を摂取することである。例えばビタミンΑ、Β、C、Eや葉酸の
含まれている食品、酵素の含まれている食品、ミネラルの豊富な食品、それからフラボノイド、
ポリフェノール、アントシアニン、ピコリンなどの含くまれている抗酸化食品などである。
食品名を挙げれば、玄米、小麦胚芽、大豆製品、黒ごま、トマト、ニンジン、タマネギ、
ブロッコリー、緑黄色野菜、生野菜、果物、海草類、柿の葉茶などである

6、SOD様作用食品とは

丹羽靱負(にわゆきえ)博士が世界的に早く研究し、SOD様作用食品を自然の植物・
穀物、ハトムギ、小麦胚芽、ゴマ、米ぬか、大豆,葉緑物質等を独自の焙煎、発酵、
加熱によって開発した。特徴は化学製剤でなく、自然界にある素材を使用していることである。
また低分子化して、胃で
吸収されやいこと。その働きは、体内の活性酸素を除去する酵素で、
抗酸化力が強く、すでに体内に過酸化脂質として細胞膜に、血管内部に浸み込んだのを溶かして
出す作用もある。
丹羽博士は世界の免疫学会、リュウマチ学会などで、その成果を発表して、
世界的に大きな反響を呼んだ。

7、身体が酸化する(サビる)ことを酸化ストレスと呼ぶ。

これは活性酸素が過剰に発生して、体がサビついた状態のことを言う。文明の発達と共に
我々を取り巻く生活環境がだんだん自然から乖離してきて、食生活も乱れて、食品添加物
や農薬にまみれた加工食品を口にすることが多くなった。そして精神的ストレスも増えてきた。
こんな状態が今後益々エスカレートして行けば、体内での活性酸素の生成量は益々増えて、
体はサビだらけとなってしまう。もともと活性酸素は、外的から身を守る重要な役割を
果たしていたがものが、我々自身の体を攻撃して来て、身を滅ぼす羽目に陥ることになる。
正に、「身から出たサビ」とはこの事を指す。
    

8、まとめ

1)知らず知らずに日常生活の中に、活性酸素を発生させている事が何と多い事か。
  その中でもトップ3は、飲酒、ストレス、宿便ではなかろうか? .

2)最近話題になっている慢性炎症がある。腸内環境悪化による腸モレによって慢性炎症は
  ガン発症の原因と最近言われ出した。これも活性酸素を生み出すと云われいる。

3)なお丹羽SOD様食品の購入先は丹羽SOD健康社・電話0120-119-287

おわり

乳ガンになる人ならぬ人 By 豊岡 倫郎氏 2024年1月31日

1,女性の乳ガン罹患率第一位

日本人女性の乳ガン罹患数は2021年で94,400人となっており、がんの中で最も多くなっている。 今や、9人に1人が乳がんになる時代。 また、乳がんでの死亡数も2021年は14,908人で、女性のガン罹患率第一位は乳ガン、第二位は大腸ガンである。何故私が乳ガンになったのか疑問に思う人もいるのでは。今回は自然療法医家の説を中心に紹介する。

2.ガン化とは

1)ガンにはガンを発生させる仕掛け人(イニシエーター)が体内に入ってくること。次に発ガンを促進するもの(プロモータ)が加わってガンができることが定説となっている。即ち発ガン物質と促進させるものとに分けて考えることが大事である。

  • 石原結實博士の著書「日本人はもう55歳までしか生きられない」によれば・・・

「現代医学では乳癌の原因は不明としているが、1960年代以降の日本人の食生活の欧米化と密接な関係がある事は間違いない。即ち肉、卵、牛乳、バター、マヨネエーズに代表される高脂肪、高蛋白過剰摂取が欧米型のガン急増要因に間違いない。高脂肪食の過剰摂取はそれを消化するための消化液、胆汁の分泌過剰を招く。胆汁の成分が腸内でデヒドロコール酸に変化し、これらが便秘などで長時間腸に滞留して、長年腸壁を刺激して、大腸ガン発生の一大要因になる。また脂肪分が多いと女性ホルモンの過剰は乳ガンを誘発しやすくする。

また肺は呼吸を司る臓器と思われているが、実は脂肪代謝も行っている。このため高脂肪食の摂取過剰は肺の働きに負担を強いる事になり、肺がん発生の要因になっている。」という・

  • 新谷弘実博士の著書「超健康不老長寿で生き抜こう!」によれば・・・

アメリカでは、実際に乳癌ガンになった女性患者全員に大腸内視鏡検査が勧められている。これは乳癌の出来やすい体質の人は大腸ガンも発生しやすい、また逆に、大腸ガンの発生しやすい体質の人は乳ガンも発生しやすいと考えられているからである。

動物の脂肪、たんぱく質の摂りすぎが遺伝子に異常を起こし、ガンが発症する可能性が考えられる。体質は食事で作られる。子宮筋腫、乳腺症、白髪、禿、シミ、しわが多くなり、急激な老化を起こすことは良く見られる。

いま女性の乳ガン患者が急増しているのも、多量の女性ホルモンの含有されたを牛乳、乳製品を多量に摂取していることが関与していると考えられる。山科大学名誉教授の佐藤章夫氏も指摘している。

過剰に摂取された脂肪、たんぱく質は胃腸で消化されずに腸内で腐敗を起こして、沢山の毒素を作り出す。例えば硫化水素、メタンガス、アンモニア、ヒスタミン、ニトロソアミンなどに加えて、活性酸素も作られる。これらは強烈な組織毒で、老化を早め、ガンなど慢性病の原因となっている。

  • 丹羽靱負博士著「がん治療究極の選択」によれば・・・

1970年代から産業の発達が進み、環境汚染、農薬、食品添加物、ストレス、肉、乳製品の高脂肪、高蛋白食の過剰摂取が増加してきた結果、体内に活性酸素が増えて、遺伝子を傷つけて、ガン化させると同時に、脂肪分が過酸化脂質に変化して体内の組織、細胞にベットリ付着して浸透してゆき細胞を傷つけ破壊いて行く。活性酸素の研究で世界的に有名な丹羽靱負博士はこの有害な活性酸素を消去するSOD様作用食品を開発した。 また丹羽靱負博士は長年の臨床経験から口癖のように言っている言葉がある。「寝不足、過労、ストレスはガン発症の引き金になる。」何故ならこれらは免疫力を落とし、脳下垂体視床下部からの各臓器や血管への命令の伝達がブロックされ、体の新陳代謝が悪くなるためだと云っている。

  • 甲田光雄博士著「奇跡が起こる半日断食」によれば・・・

暴飲暴食によって溜まる宿便は脳や心臓の血管が詰まる脳梗塞や心筋梗塞、ガン、膠原病、アトピー性皮膚炎などの病気を引き起こす。特に高脂肪、高蛋白、低繊維の動物性食品がもたらす弊害は顕著なものである。

また宿便から出る一酸化炭素や体内で酸素が変化して出来る活性酸素などの有害物質は、特に活性酸素は臓器や組織に障害を与え、ガンや動脈硬化、老人性痴呆症などの病気を引き起こす。

  • 海外ででは1931年ノーベル生理学医学賞を受賞したドイツの医師オート・ワールブルグはガ  

ンの原因は酸素不足であるという説をとなえている。またフランスのラオール・エストリポー博士はガンの原因は一酸化炭素(CO)であると発表している。即ち体内で酸素が不足すると一酸素が発生するので、体内での酸素の働きの重要性に注目しなければいけない。

3.ガン予防への道

1)高脂肪、高蛋白の肉、乳製品、は腸内環境を悪化させ、有害毒素を産生させている結果、発ガンすることは疫学調査によって明らかになっている以上、それらを摂取しない。

2)大食、肉食、食品添加物、酒など悪い食習慣によって、活性酸素が体内に発生して、遺伝子を傷つけるから、それらの悪い生活習慣を改める。

3)体内に酸素不足が起きないように、日頃から運動をする。

4)一酸化炭素を体内に発生させないためには、宿便の排除、厚着しないこと。西式健康法の裸療法、温冷浴を実行する。宿便の排除には、スイマグの飲用を薦めている。なおスイマグとは西式健康法では水酸化マグネシュウムの緩下剤のこと。副作用もなく穏やかな排便効果がある。

5)生野菜ジュースを飲む。豊富な食物繊維を含み、ビタミン、ミネラルが豊富で、ガン抑制効果があることが神戸大学の杉山武敏博士によって報告された。

6)白砂糖の過剰摂取を控える。アメリカのチュラスキン博士は血糖値が高い人ほどガンになる人が多いことが652人の調査あら報告している。理由はインシュリン及び副腎皮質ホルモンの異常によるとしている。

7)広島大学の横路謙次郎博士の報告によれば、ガン患者に肉、乳製品を与えるとガンが増大すると。摂った栄養が優先的にがん細胞に行くからだという。

8)元京都大学和田洋己博士によると、牛乳、チーズにはIGF-1が含まれていて、ガン細胞を増殖させるから、摂取を避けるようにという。これらは最悪の食品と云う。

4・まとめ

  • 我々の体内には一日に約5000個のがん細胞が発生しているが、体に備わった免疫力が消滅させている。免疫力を低下させないためには、どうすればよいか。免疫力の70%は腸内環境が担っているから、欧米食の大食を止めて、腹8分の和食に改めたらどうだろうか。
  • 大食して誰でも宿便を停滞させて活性酸素の発生をもたらしている事を、知っていほしい。
  • 以上述べたガンの発生、予防策は自然医療を採用して臨床効果を上げている名だたる先生方の主張に耳を傾けて、日頃の生活習慣の間違いを正す事が大事である。そして現代医学の盲点になっていることに気付いて欲しい。相変わらず、テレビでは、やれスイーツだ,グルメだ!と浮かれている。これではガンは減らないだろう。

おわり

ラクナ梗塞とは By 豊岡倫郎 2023年12月28日

1. ラクナ梗塞の「ラクナ」とは、ラテン語で「小さなくぼみ」という意味で脳の深い場所に発生する直径15mm以下の小さな脳梗塞のことである。脳の奥には、太い血管から枝分かれした穿通枝(せんつうし)と呼ばれる細い血管がある。この穿通枝の先が詰まるのがラクナ梗塞である。脳の太い血管が詰まる脳梗塞の場合は、脳の神経細胞が広範囲にダメージを受けるため、体のまひや言語障害などさまざまな症状が現れる。ラクナ梗塞は、ダメージを受ける部分が小さいので症状が現れないことが多く、無症候性脳梗塞とか、隠れ脳梗塞とも呼ばれている。そのため、ラクナ梗塞が起こっていても、気づかないことがよくある。ただし、症状がなくても安心はできない。放っておくと、本格的な脳梗塞や脳出血を発症したり、認知症になるリスクが高くなる。

2.隠れ脳梗塞の割合

40歳代が約5%,50歳代約12%,60歳代約25%、70歳代は約30%にみられる。から珍しい病気ではない。
ラクナ脳梗塞は、他人ごとではない。下記のような症状が見られたら直ちに病院でMRI検査を受ける。MRIとは磁気共鳴画像の略称で、非常に強い磁石と電磁波を利用し、人体を任意の断面(縦・横・斜め)で画像表示することができる検査法である。下記画像を参照。 ...
●体の片側がうまく動かせない、歩けない。動作が鈍くなった。
●ろれつが回らないことがある。
●見え方がおかしい。
●耳の聞こえが悪くなった。
●ご飯をよくこぼす。むせることがある。
●便秘気味、頻尿、切迫性尿意など急に現れる。
●いままで血圧が高くなかったが、急に高くなった。
●急に気分が悪くなる時があるが、我慢するとスーッと消えて行く。これは一過性脳虚血発作(TIA)と
 言われるものである。これらの症状は侵された部位によって症状が異なるが、出たら直ぐ病院に行き、
 ためらわずにMRI検査を受ける。一目瞭然で診断し直ちに治療に入る。早い方が治療効果が上がる。

ラクナ梗塞(MRI画像)     ラクナ梗塞(図解) クリックすると大きくなります。

Photo_20240109104101

3.発症原因

高血圧、動脈硬化、頚椎の異常による血流の滞り、高血圧、肥満、運動不足、水分不足、宿便停滞による脳神経異常、肉や脂,糖分の過食によるアテローム脂肪が血管内壁付着、飲酒、喫煙、塩分過剰が考えられる。
また二型糖尿病、慢性腎臓病の人はラクナ梗塞になっていても無症状なことが多いので油断は禁物。

4.治療法

発症から4~5時間以内ならばt-PAという血栓を溶かす薬を使う。それを過ぎると抗血栓薬と脳保護薬が使われる。後はリハビリをする。血液サラサラにする薬の服用、水分一日に1.5~2L補給、減塩食、発症の原因と考えられる悪い生活習慣の改善に徹することである。

5.脳梗塞を起こして半身マヒが起こる原因

右半身マヒになる人・・・体の左側の下行結腸に宿便が停滞しておりその影響で左側の脳血管に障害が起こる。
反対に左半身にマヒが起こる人・・・右側の上行結腸に宿便があり、右側の脳血管に障害が起こる場合が多い。
何故なら脳神経は首の所で左右交差しており脳の左がやられると体の右に障害が起きる。

6.宿便が何故溜まるか。

宿便とは何か・・・大食して腸の処理能力を超えて食べた結果渋滞した残り便。処理能力を超えて食べ続けると、腸が伸びて垂れ下がり、次に横に広がり、すると安定が悪いから、あちこちへばりついて、癒着する。癒着したところは変形したり、細くなり、捻じれたりする。そこに食べ物の残りカスが引っ掛かり、風船玉のように膨らんで直径が二倍になると、腸壁の厚さが3分の1にまで薄くなってしまう。すると蠕動運動が起こりにくいので腸マヒになり宿便滞留になる。

7.脳梗塞と宿便の関係

宿便が溜まると脳の血管が膨張して、脳の血管を圧迫して、血管運動神経をマヒするので、脳の血液循環が悪くなる。宿便停滞による活性酸素発生が血管の動脈硬化を促進することと相まって、梗塞になる。

8.宿便論争とは

現代医学の医者は宿便はないというが、果たして本当だろうか。腸のファイバースコープで検査しても宿便はないという。ところが甲田光雄博士は過去に2万人の臨床体験から、断食によって宿便の排泄を確認している。甲田博士の多くの出版本に書かれている。体験者の話もある。写真もある。命に係わるこの宿便論争はなぜ解決をみないのだろうか。現代医学の盲点である。

9.甲田博士の治療法

●断食によって宿便を排泄する。
●緩下剤のスイマグ(水酸化マグネシュウム剤)飲用。
●木枕をして頚椎を正す.
●水部補給
  一日に1~1.5 L摂る。但し食後3時間以内は飲まない事。消化不良、体内にむくみとなるから要注意。
   その後はちびりちびりと30分毎に30CC飲む。
●生野菜ジュース、玄米食、食物繊維の少食。肉類、脂、糖分は不可。減塩食。ルイボステイー飲用、
 抗酸化食品摂取。
●適度の運動。散歩、西式健康法の毛管運動。左右搖振運動。金魚運動。

10.如何にして、梗塞の元凶の動脈硬化を解消させるのか。有力説を紹介すると、

 ●甲田光雄博士の断食による宿便排泄と活性酸素の害を防ぎ、動脈硬化を自己融解させる。
 ●廣海輝明、血流障害研究会によるSOD様エキスで血流障害解消。著書「車椅子の脳梗塞患者」
  現代書林刊、参照。活性酸素による過酸化脂質が梗塞の原因と見る。
 ●真島康雄(久留米市真島クリニック院長)著「脳梗塞・心筋梗塞・高血圧は油が原因」幻冬舎刊
  による説は食事から摂る超微粒子の脂肪の粒が原因。RAP食によって、デプラークを減らす。
  9年間の8ヵ所血管エコー検査による臨床経験で実証。

11.まとめ

1)一度脳梗塞を患った人は、必ず再発することを覚悟しなければならない。動脈硬化を解消されない限りは素因は残る。
 また血管性認知症になり易いことも覚悟しなければならない。

2)60歳になったら無症状の人もぜひ一度はMRI 検査を受けた方が良い。

3)閾値(いきち)という言葉がある。脳の働きは、脳細胞が5割障害を受けていても、症状が出ない事がある。
  ところが6割になったとたんに、重大な症状か突然出ることがある。この限界値を閾値(機能的限界)という。
  普段から酒は美味いし、食欲もあるし、どこも痛くも、痒くもないないと、慢心していると、病魔は深く、
  静かに体内で動脈硬化が進行している。

4)脂漬け、砂糖漬け、アルコール漬けがいけない。テレビでは相変わらず、やれグルメだ、スイーツだと浮かれているが、
 冷静に周りを見渡して欲しい。ここ2年連続日本人の平均寿命年齢が低下している。また子供の動脈硬化が進んでいる。

5)動脈硬化のもととなっている活性酸素の害については次回触れることにしたい。   

おわり

流水腐らず By 豊岡 倫郎 氏 2023年11月29日

1.流水腐らず

流水腐らず、戸枢螻せず(りゅうすいくさらず、こすうろうせず)という言葉がある。その意味は常に流れている水は腐らず、常に開閉している戸は虫に食われることがないということ。出典は中国古典『呂氏春秋』より。1904年に西式健康法を創設した西勝造先生がよくお話していた言葉である。何故なら西先生は毛細血管の体内での働きを重視していたからであろう。

2.今何故毛細血管が話題になっているのか。

ここ数年出版された本の数々を列挙すると、 高倉伸幸著「ゴースト血管をつくらない33のメソット」、赤澤純代著「血管の教科書」、池谷敏郎著「しなやかな血管で若返る」、根来敏郎著「毛細血管は若返える」などある。それで思い出すのは「人は血管と共に老いる」という名言を残した、1900年ごろ活躍したアメリカの医師・ウイリアム・オスラーである。

3.ゴースト血管とは

ゴースト血管とは、全身に張り巡らされている毛細血管が衰え、血液が流れなくなり、消えてしまう状態を意味する。毛細血管は、心臓から全身に血液を送る動脈と、全身から心臓に血液を戻す静脈との間を繋いでいる非常に細い血管である。ゴースト血管になると血流が悪くなり、全身に血液が行き渡らなくなる。むくみや冷え、肌のシワやたるみ、免疫力の低下、骨の老化など、様々な体の不調の原因となる。毛細血管の太さは515ミクロン(1ミクロンは千分の1ミリ)で、その中を血液の成分である赤血球、白血球、血小板、そして液体成分である血漿が栄養分やホルモンなどを含んで、流れている。赤血球は78ミクロン、白血球は1015ミクロンがやっと通れる太さである。

4.毛細血管の働きが見直されている

体内の血管の総延長は約10万キロメートルある。地球二周半の長さに相当する。その血管の95~99%が毛細血管で占められている。
毛細血管は約100億本あるという。そして、今医学界でその働きが健康を左右すると注目されている。あなたの毛細血管ゴースト化していませんか。全身を流れる血液の総量は、体重の約8%と言われている。60㎏の人なら5リットルの血液が全身を流れている計算になる。心臓から押し出された血液は動脈を通って、段々細くなった小動脈から末端の毛細血管まで行くと、隣接する組織細胞に酸素と栄養分を供給して、戻る時には二酸化炭素(炭酸ガスともいう)と老廃物を受け取り、今度は小静脈から大動脈を通って、心臓に戻って来る。 体には約38兆個の細胞があり、心臓から出た血液が、体の隅々まで行き渡り、また心臓に戻って来る時間は平常時では約45秒かかるという。その間に5リットルの血液が一巡している。

5.ゴースト血管が体に及ぼす影響とは

血流の悪いところに病気が発生すると言われているように、体の隅々まで血液が流れなければ、どこに、どんな病気が発症しても不思議ではない。例えば、息切れ、便秘、肝機能低下、腎機能低下、むくみ、糖尿病、肺炎、アトピー症、リウマチ、骨粗しょう症、老眼、認知症、ガン、高血圧、動脈硬化、冷え症、シミやシワ、疲労など上げれば切がない。

6.ゴースト血管発生の原因

ゴースト化を早める原因には、加齢、運動不足、大食、活性酸素による酸化、AGE(終末糖化産物)、飲酒、砂糖、ストレスなどがある。これ等によって、上述した毛細血管の内皮細胞とそれを覆う壁細胞との密着が緩んでしまい、一連の毛細血管と細胞との代謝に障害が起きる。

西式健康法を創設した西勝造先生は、その著書「無病長生健康法」の中でこう述べている。「過剰な飲酒は動脈硬化を招き、グローミューは硬化したり、変質したり、開放しっぱなしとなる。糖分が過剰になると、糖尿病系となり、グローミューは消失したり、軟化したり、委縮する」と。

毛細血管の数は加齢と共に減少して行き、例えば皮膚では6070代の人は、20代の人に比べて、約40%も減少していると言われている。尚グローミューとは動静脈吻合の事で、細動脈と細静脈の手前にあるバイパスのことで、寒いときには毛細血管が収縮しても血流が止まらないのもこのバイパスを通るからなのである。

7.ゴースト血管予防とグローミューの強化策とは

  • 西式健康法では、毛管運動、温冷浴、裸療法をする。特に毛管運動は仰向けに寝て、両手両足を垂直に上にあげて、微振動をさせることによって、毛細管現象を促進して、手足の血流を良くするし、毛細管現象を再生させる。西式健康法では、血流の原動力は毛細血管の吸引力にあるという論拠から毛管運動を実行して、病気予防と治癒に効果を発揮している。
  • 飲酒や砂糖の入ったお菓子や飲み物を摂らない。
  • 大食しない。動脈硬化や高コレステロールを招く食品を摂取しない。肉類や砂糖はドロドロ血液を作る。
  • 毎日健康体操をして体全体の血流を良くする。筋肉の拍動も血流をアシストしている。
  • ビタミンCを生野菜ジュースや柿茶から摂取し血管を強化し、血液の質と流れを向上させる。
  • 日頃から薄着を心がけて、皮膚を鍛える。
  • ストレスに負けない強い精神力を養う。ストレスは血管を収縮させて血流を悪くさせる。腹式呼吸をすると副交感神経が優位になる。
  • 壁細胞はアンジオポエチン1を分泌して、内皮細胞の受容体のTie2(タイツー)との連携で密着しているが、加齢などで隙間ができると、 一連の代謝が悪くなる。タイツーを活性化させる桂皮(シナモン)、香辛料のヒハツが効果的だと認められている。ルイボス茶には抗酸化効果があり活性酸素を中和し、過酸化脂質を減らす。
  • 手軽に実行できるのは毎日散歩することと自彊術をする。「百聞は一験に如かず」である。体験してみることは大事です。

8.まとめ

  1)人生100年時代到来と言われているが果たして本当だろうか?ここ二年日本の平均寿命が下がり
  續けているのは怖い予兆である。毎日テレビではやれグルメだ、スイーツだと浮かれている。
  いささかの反省もない。小学士の動脈硬化が進んでいる。悪い兆候ばかりだ。 

  2)「見た目が年齢だ」という言葉がある。それは毛細血管が若々しいからだ。シミ、シワがないのだ。
  老いるか 若々しいか? 病気になるかならないか? それは毛細血管次第だ。

 3)今世界中の先端医療が注目しているのは「毛細血管」であある。毛細血管は乱れた生活習慣によって、
   老化のスピードは加速してきている。今一度わが身を振り返ってみようではないか。

 前述の根来秀行著「毛細血管は若返る」主婦の友社発行は最先端の医学を基にして解りやすく
 書かれているので、関心のある方は読まれたら良いと思う。

おわり

健康管理は知育、食育、体育の3育が基本 By 豊岡 倫郎 氏 2023年10月29日

  1. 健康管理はトータルシステム

哲学者の西田幾多郎は著書「続思索と体験」の中で書いている。「ただ1つの思想を知るということは、思想というものを知らないというに同じ。」と。今世の中には、あれが良い、これが良いと、健康情報が溢れている。ひとつ間違えば逆に健康を害することも、多いのではなかろうか。「群盲象をなでる」にならぬように心がけたい。生命体はそんな単純な営みではない。

  1. 知育とは

■ その1・健康情報

「無知は死を招く」という言葉がある。小学校から高校までに保健や生物の授業で体や健康について、教育を受ける。しかしそこで得た知識だけで以って、一生を健やかに終えるに知識に値するだろうか。答えは否である。今テレビや新聞、雑誌に出てくる健康記事は学校で習はなかったことだらけである。これでは知識も偏り、日々正確な判断を下せない。

■ その2、精神

「健全なる肉体は健全なる精神に宿る」という諺の通り、生き方、考え方が正しくないと、的確な判断や行動ができない。人それぞれ独自の価値観を持っているし、性格も異なる。「人を見て法を説け」とはこの事である。東北大学医学部教授辻一郎著「病気になり易い性格」という本によると、5万人を調査した報告から、百寿者に多い性格、ガンになり易い性格など色々書かれていて、自分がどんな性格か反省するのもよい事だ。

 百寿者は皆ストレスを溜めない、明るい人達だというから、精神的に明るく、常に前向きでないと、健康を維持できないようだ。現代社会は子供から大人までストレスを抱えている。ストレスに負けない、また上手くストレスを解消する手立てをマスターすることも現代人に必要である。

■ その3.道徳心

 人間も自然界の一員である。自然界の法則に基づき、生命体が営まれている。体に備わっている自然治癒力、免疫力、ホメオスタシス(生体恒常性維持機能)が働いているからこそ、生命を維持している。自然界の法則に逆らう不自然な行為が病を招くのである。

  例えば大食、飲酒、喫煙、砂糖や塩分過剰、食事バランスの崩れ、過労、睡眠不足などは体の営みや摂理に異常をもたらす。無理難題を体に押し付けてはいけない。体をいじめてはいけない。

  毎日大食すれば、消化器はそれらを処理するために、日夜酷使されて、悲鳴を上げているのである。体への労りもなし、食べ物への感謝の気持ちもなしでは、いつかは身を滅ぼしてしまうだろう。健康道徳とは自然界の摂理を守り、体の摂理を守り、自他共に命を尊び、感謝の心を抱くことである。

■ その4.生きがい

元津田塾大学教授で、生きがいの研究で知られている神谷美恵子氏が、その著書「生きがいについて」の中で、こんなことを書いている。「人間は自分が何かに向かって、前進していると感じられるときのみ、その努力や苦しみをも目標への道程として、生命の発展の感じとして、受けとめるのである」と。前向きな思考、生きる希望を失った時から老化が始まるのである。何か趣味を持ったり、ボランテア活動をしたり、人々と交わったりして、明日への希望を失わない事が体を元気にする。

3.食育とは

 2005年に食育基本法が出来た。子どもから大人まで幅広い世代にとって食育を学ぶことは重要である。正しい食習慣により生活の基礎を築き、健康的で豊かな暮らしを営むという趣旨である。一度身についた食習慣を改めることは至難なことではあるから、子供の頃から身に付けることが大事である。

病気の7割は食の間違いに起因している。体の血液も、骨も、筋肉も、髪の毛も、毎日口から入れる食べ物から造られている。今あなたが食品スーパーで買ってきた買い物袋の中の食品が、あなたの命を支えているのである。

 誤食という言葉がある。テレビや新聞、雑誌で毎日のように、体にあれが良い、これが良いと放送や記事が溢れているが、惑わされてはいけない。何が体に良い食事なのか、正しい判断が下せるように、知識を養い、食の重要性を改めて認識しないといけない。

■ その1

 前述したように、大食、飲酒、喫煙、砂糖や塩分過剰、食事バランスの崩れなど、食の乱れが生活習慣病の原因となっていることを否定できない筈である。テレビを見ていても、周りの人たちの食事には、目を覆いたくなるほど、乱れに、乱れている。

政府は人生百年時代だから、70歳まで働けると都合の良いように、拡宣しているが、果たしてこれからの若い人達はとても百歳まで生きられそうには思えない。今百歳を超えた人達は大正11年以前に生まれて、伝統的な日本食で成長してきた。パンも肉も牛乳も甘いお菓子も食べてない。近辺で採れる魚や野菜と米を食べていた。正に「身土不二」の生活だった。車もない、仕事も機械化されない時代に働いて、体が鍛えられた。食品添加物の入った加工食品も無かった。彼らは戦後しばらくの間、少なくとも45歳ごろまでこんな生活をしてきたから、今百寿者になった人数が増えたのである。

■ その2

こんな話がある。当時上田市の教育長をしていた、大塚貢氏が荒すさんでいた中学校の給食を米飯、地産地消の魚と野菜をおかずにすると、みるみる非行やいじめが消え、成績もぐんと向上したのである。甘いものは血糖値の乱高下によってイライラしやすくなるため、心が不安定になる。食育は精神面にも影響を及ぼすのである。 

4.体育とは

  人間も動物である。体は動かさないと、筋肉はどんどん衰えてゆく。運動することによってがっちりとした、均整の取れた体格が生まれる。人間の体には206個の骨と640の筋肉がある。何ひとつ無駄な物はない。筋肉を鍛えていないと、内臓も、骨格も支えきれないため、内臓下垂するし、体も骨格も歪んで、内臓その他の機能も低下してしまう。血流も悪くなる。新陳代謝も低下し、病気を招く。老若男女を問わず、日頃から体操や運動を日課に取り入れてほしい。

高齢化社会の日本では、いま「フレイル」を防ごうというキャンペーンが盛んに行われている。その内容は、何時までも元気に活動できるように、筋肉が衰えないように、適度のタンパク質の摂取と運動を薦めている。一般的に運動の必要性を認識してない人が多い気がする。筋肉を鍛えると、アイリシンというホルモンが分泌されて、アルツハイマー病の予防になるという。

5.まとめ

 1)日本人に合った和食が良い。一物全体食の生きた、生命力あるものを食べる。脂(あぶら)漬け、砂糖漬け、アルコール漬けの食生活を回避する。

  2)生命体を維持するには、知育、食育、体育が三位一体となってこそ、健康が得られる。

 3)「腹も身の内」という言葉がある。毎日毎日大食して、体をイジメない事である。病に陥るという事は、あなたは加害者でもあり、被害者でもある。「食を制する者は命を制する」

おわり

酸欠は万病の元 By 豊岡 倫郎 氏 2023年 9月29日

1.酸素の重要性

     私たちは普段無意識に息をしているが、5分間も呼吸がストップすれば死んで
     しまう。呼吸の仕方ひとつで、心身の健康は大きく左右される。
    「たかが呼吸」と侮らず、ぜひ正しい方法を身につけて、健康度アップしよう!

2.酸素の重要な働き

1)酸欠は万病のもとと言われる所以
     酸欠状態が続くと、内蔵が十分に働くことができず、生活習慣病などの病気の
     原因となる。また酸欠状態では細胞の免疫機能が劣り、万病のもとにもなる。
     酸欠は美容の大敵でもある。酸素が不足すると、せっかく取り込んだ栄養を
     活かすことができず、お肌を老化させることになる。
     酸欠人間はダイエットできないという。酸素は脂肪を燃焼させるが、酸欠状態
     では、余分な脂肪を燃焼させることができず、体内に多くの脂肪を蓄えること
     になる。これが有酸素運動が求められている理由である。

2)酸欠がガンの原因である。

     ドイツのDr.オットー・ワールブルグ博士は「細胞を35%以上の酸欠状態に
     すると100%ガン化する」 事を発見し、ノーベル賞を受賞した。
     この原理を追求すると、細胞の一つ一つが酸素を大量に含んでいれば、
     ガン細胞の増殖を抑え、制止することが可能ということ。

     体内の酸欠をおこさせる原因として、一酸化炭素の問題がある。
     フランスの医学博士ラオール・エストリポー氏は、ガンの原因を追求した
     ところ、その一因が体内の一酸化炭素にあることを発見した。
     その訳は喫煙や宿便の停滞などによって、体内に一酸化炭素が発生すると、
     直ぐヘモグロビンと結合してしまい、酸素の細胞への供給が少なくなるため、
     酸欠を起こす。だから喫煙者や宿便停滞者にガンが多いのも納得できる話である。

     もと京都大学の医学部教授和田洋已の著書「がん劇的寛解」によれば食生活の
     乱れから、脂質異常症、糖尿病、肥満などで、血管壁の肥厚や炎症が細動脈内径
     が矮小化させ、白血球や赤血球が毛細管の末端に届かず、酸素が供給されず、
     液体の栄養分だけが流れて、臓器や組織に供給されることになる。
     これが組織のガン化の引き金となっていると。よく言われているように、血流の
     悪いところにガンが発生する所以である。西式健康法に裸療法があるが、
     これらは裸になったり、衣服を着たりを交互にして、皮膚を引き締めたり、
     緩めたりすることによって、体内に酸素を取り込み、体内の一酸化炭素などの
     毒素を排泄させることと毛細血管を再生させることによって、健康増進させる療法である。

3.呼吸の働き

    我々は通常一分間に15~16回呼吸している。呼吸によって肺に入った酸素は肺胞から
    肺胞毛細血管に取り込まれて、その大部分が血液中のヘモグロビンと結合して、全身を
    循環する。そして体の各臓器や器官はヘモグロビンから酸素を受け取る。
    一方各臓器や器官で新陳代謝によって発生した二酸化炭素は、血液中に取り込まれて、
    肺に運ばれて、呼気と一緒に体外へ放出される。このやりとりをガス交換と呼んでいる。

    最近の人は運動不足と姿勢の悪さ、ストレスなどから、呼吸が速く、浅くなってきている。
    呼吸の速さは寿命と関係していて、ながーい呼吸は寿命もながーいといわれている。
    ネズミは呼吸が速く、命は短い。ゾウは呼吸が遅く、寿命が長い。呼吸が速く、浅いと、
    酸素が各臓器や器官に慢性的な不足を来たし、万病のもとなる。 

4.呼吸法の種類

   呼吸法の種類には「胸式呼吸」、「腹式呼吸」、「逆腹式呼吸」などが一般的に知られ
     ているが、例えば、普通大人の男性は腹式呼吸をするし、女性は胸式呼吸をする。
     女性は妊娠すると腹式呼吸が出来ないからだ。

   腹式呼吸とは・・・一般的には胸郭(肋骨などからなる籠状の骨格)をなるべく動かさずに、
     腹を出したり引っ込めたりすることにより横隔膜を上下させる呼吸をいう。

     胸式呼吸とは・・・胸郭の肋骨についている肋間筋によって行われる呼吸で、
     ラジオ体操の深呼吸のように肋骨を大きく広げて息を吸う方法をとる。
     また激しい運動をした後のハーハー呼吸しているときが胸式呼吸である。

5.呼吸法の歴史的流れ

   健康法に呼吸法を採用しているのは、インド、中国、日本など東洋だけである。
   西洋にはない。また現代医学で呼吸法を治療法として、採用している綜合病院は聞いた
   ことがないが、開業医ではいくつかある。

   今から約2500年ほど前に、お釈迦様が悟りを開かれたときに、呼吸法の話が出ている。
   お釈迦様の教え「大安般守意経」の中には、正しい呼吸こそは悟りへの道として、
   呼吸の重要さについて話されたという。

   また呼吸法といえば、必ず出てくるのが、白隠禅師の「夜船閑話」という書物に書かれ
   てある丹田呼吸法である。白隠禅師が病に倒れたが、丹田呼吸法を作り上げ、健康を
   回復した経緯は、村木弘昌著「丹田呼吸法」と言う本に詳しく載っている。

  ヨガにしても、気功術にしても、健康法と呼吸法は切っても切れない密接な関係にある。
    これは呼吸の仕方次第で、健康も左右されることを物語るものである。
    指圧療法を受ける際にも、押されたときは、息を吐かないと効果がない。

  座禅は宗教的な利用の仕方もあるが、精神療法の一環として普及したこともある。
    座禅のひとつに明治40年代、岡田虎二郎によって提唱され、当時一世を風靡した岡田式
  静坐法がある。他に

   ★調和道丹田呼吸法・・藤田霊斉提唱、村木弘昌医学博士、帯津良一医学博士が継承。
   ★二木式呼吸法・・・文化勲章受章した二木謙三医学博士提唱  
   ★ヨガによる呼吸法・・・種類が沢山ある。★西野式呼吸法・・・合気術の西野皓三提唱   
   ★瞑想とかヒーリング呼吸法・・・種類が沢山ある。★気功呼吸法・・・種類が沢山ある。
   ★正心調息法・・・塩谷信男医学博士提唱、呼吸しながら手を組み、念じる。
   ★自彊術健康法・・・中井房五郎考案の腹圧重視積極的呼吸法。

6.代表的な丹田呼吸法とは

1)昔から色々な呼吸法が考案されているが、ここでは代表的な丹田呼吸法の仕方をご説明する。
      これは腹式呼吸で行う。丹田とは、臍の下約10センチのところをいう。

   ① 座ってでも、仰向けに寝た状態でもよい。

  ② 両手を重ねて、丹田に置く。全身の力を抜く。意識を丹田に集中する。

   ③ 呼吸は吸うのも吐くのも、鼻で行う。

   ④ まず息をゆっくり吐き出す。

   ⑤ 次に息をゆっくり吸い込む。吐き出す時間は吸い込む時間より長めにする。  

   ⑥ この呼吸法を朝晩2回行う、最低呼吸は20回以上繰り返す。毎日続けることが大切で、
   慣れてくると、30回、50回と回数を増やしてゆくのが良い。

   ⑦ 眼は閉じても、軽く開けていてもよい。心は無心の状態で行う。

2)この丹田呼吸法のバリエーション

  上述のは一番簡単な丹田呼吸法であるが、その変形にはいろいろある。例えば
      ★呼気は口をすぼめてすーっと出す。★眼をつむり、自分の願いや目標などを念じる。
      ★呼気から吸気に移るとき、数秒間息を止める。★呼気のとき、意識して丹田を凹ませ、
         肛門もすぼめる。★座って行う場合、呼気のとき上半身を少しかがめて、吸気の時
         元の状態に戻る。★立てって行うのもある。★手を丹田に置かないのもある。

7.何故呼吸法が健康効果をもたらすのだろうか

 ★体内に酸素が豊富に取り込まれる。逆に二酸化炭素の吐き出しも通常の5倍にもなる。

 ★体内の血流が良くなる。体内の血液の半分は腹部に溜まっていると言われている。
      病人になると3分の2の血液が滞っているという。

 ★血液がキレイになり、筋肉が柔らかく、伸びる。酸性の血液がアルカリ性になる。

 ★酸素は神経組織の栄養源となり、神経伝達がスムースになる。

 ★細胞の新陳代謝が良くなり、老廃物を排泄し、細胞を活性化させる。

 ★丹田に力が加わり、下腹の筋肉や腹圧強化や腹部マッサージとなり、胃腸、腎臓、
      肝臓、膵臓などの働きが良くなる。

 ★自律神経の副交感神経の働きが活溌となり、高ぶった交感神経が落ち着くことによって、
      不快症状が緩和される。要は自律神経のバランスがとれるので、免疫力が高まる。

 ★脳は大量の酸素を必要としているが、酸素が不足していると、ホルモンや酵素の
      生成にも影響を及ぼす。呼吸法を実行すると頭から足まで、全身の血流が良くなる
      のを実感できる。

 ★意識的に呼吸することは、心臓の働きを補助することになるから、血流が良くなる。
      血圧が正常になる。

 ★脳から神経伝達物質のセロトニンが出る。いまうつ病対策として注目されている
      のがこのセロトニンである。調息することで、調心と調身ができる。

 ★効果が得られる疾病としては、頭脳の疲れ解消、不眠症、うつ病、自律神経失調症、
      胃腸病、不整脈、肝臓や膵臓の機能低下、頭痛、2日酔い、リュウマチ、便秘、
     食欲不振、ストレス、老化防止、アトピー性皮膚炎、情緒不安定、疲労回復、高血圧、
     低血圧、前立腺肥大、認知症予防など。しかしこれらの疾病や症状が発生した直接原因が、
     過食、肉食過多、糖分過多、アルコールやカフェインの入った飲み物の過飲、
     姿勢や骨格の歪みなどに起因している場合は、それらを解決することが先決である
     ことは、論を待たないことである。

8.呼吸法の特徴

   1)寝たきりの病人でも自分で寝たまま出来る。

   2)場所を選ばず、寝ていても、座っていても、電車やバスの中でも出来る。

  3)体に負担がかからない。疲れない、むしろ疲れを取り、精神的に充実感が得られる。

   4)目が覚めているときは、意志の力でコントロールできる。

9.まとめ                                  

 心身一如という言葉がある。一日に5分でも10分でもよいから、寝る前でもよいから、
   丹田を意識して、腹式呼吸を試みれば、自然治癒力も高まり、潜在能力も高まるだろう。
   今までの自分を見直す良い機会となるだろう。

おわり         

より以前の記事一覧